6月3日(水)J2 第19節 横浜FC vs 福岡(19:00KICK OFF/三ツ沢)
スカパー!生中継 Ch185 18:50〜(解説:川勝良一、実況:中村義昭、リポーター:武藤乃子)
☆勝敗予想ゲーム
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長いトンネルを脱した横浜FCと、未だトンネルから抜け出せない福岡。ポテンシャルがあるチームでも、結果が出ないときは俗にいう「歯車が噛み合っていない」状態と言える。歯車の噛み合わせは、簡単に崩れることもあれば、あるきっかけで急に良くなることもある微妙なもの。予想外の順位に沈む両チームにとって、この試合も好循環を取り戻すことが勝利への鍵となる。
横浜FCは、前節の愛媛戦( /jsgoal_archive/game/2009/20090200030520090530.html )で第1クールの不振が嘘のような見事な勝利を収めた。立ち上がりから、バランスの取れた守備を見せ中盤でイニシアチブを握ると、今季初スタメンの西田剛のゴールで先制。このゴールが触媒となり攻守に渡って愛媛を圧倒する。後半前掛かりになる愛媛に対して、カウンターで池元友樹、御給匠が追加点を挙げ、「取りたい形、取れる時に、取ってほしい人が取ってくれた」(樋口靖洋監督)と、最下位のチームには適切な表現ではないが、横綱相撲と言っていい展開だった。
ここまで得点力不足が課題だっただけに3ゴールに注目が行くが、徹底した守備のバランスの維持と先制点が勝利への大きなポイントだった。「愛媛の3連勝はカウンターからの形だったので、それを出させないことと、コンパクトなゾーンを作り囲んでボールを奪うことがテーマだった。相手にはカウンターの形を2度しか作らせなかったし、中盤で囲んでボールを取ったとことで良い攻撃を仕掛けることができた」(樋口監督)と、チームの守備スタイルが機能したことが、攻守に渡る好循環をもたらした。さらに目立ったのは、セーフティーなプレーの選択を徹底したこと。これまで、はっきりとしたクリアを選択しないことで、失点につながることが多かった。第2クールに入るにあたり失点シーンを全部ビデオで確認し、質の低いミスで隙を見せていることが失点に繋がっている意識を共有した。その結果、リスクの高いミスはほぼ見られなかった。そして、チームを勇気づけた西田の先制点。キャプテンの早川知伸は「先制点が大きかったが、それで安心することはなかった。ハーフタイムでも2点目を取りに行くという共通意識があった」と振り返るが、先制点が、チーム全体に自信と追加点への意欲をもたらしたことが大きかった。
だが、指揮官は「正直、愛媛が悪すぎた。だから、いつもあんな風にハマるとは思わない」と、兜の緒を締め直す。思えば、第1クールはずっと歯車が噛み合わなかったのだ。だからこそ、愛媛戦で得た成功体験をベースに、同じコンセプトのプレーをより高いレベルで続ける必要がある。ポイントとなるのは、前節と同じく安定した守備と先制点。「福岡戦はステップアップしていくためには大事な一戦。前回の勝利をまぐれと言われないようにするためにもきっちり勝ちたい」(早川)と、愛媛戦で掴んだ歯車のバランスを確固たるものにできるか、第2クールの正念場と言えるだろう。
対戦相手の福岡は、前節岐阜に敗れて10試合勝ちなしという状況に陥っている。立ち上がりから岐阜に主導権を握られてしまうと、田中佑昌のポストプレーを中心に反撃を試みるが、クサビのパスの精度が上がらず連動性も欠く中、チームとしての動きがなかなか表現できない。そして、岐阜のプレスからボールを奪われ、カウンター気味の攻撃から失点する。その後、高橋泰、永井謙佑を投入し得点への執念を見せるが無得点で敗戦。チームとして機能せずに先の見えない状況だが、横浜FCにとっては終了間際の失点で敗戦を喫した第1クール(1−0で敗戦)の対戦を考えても難しい相手と言える。「第1クールに対戦した時には、しっかりしたポゼッションをするという印象を持っていた。最近はその時よりも連動性が欠けている印象はあるが、やはり中盤の選手は1人1人が能力の高く、前は特徴を持った決定力のある選手がいるので、歯車が噛み合えば力があるチーム」と樋口監督が語るように、どこで歯車が噛み合い始めるかはわからない。
過去横浜FCに在籍していた大久保哲哉、中島崇典は、横浜FC戦に並々ならぬ執念を見せてくる。歯車が噛み合うきっかけとなる可能性は大きい。過去、横浜FCは過去の対戦で彼らに苦い思いをしているだけに、要注意だ。
試合は、お互いの得意な形をいかに早く出せるかがポイント。横浜FCは中盤の連動した守備からの早い切り替え、福岡は田中、大久保が作った起点に対する押し上げをいかに数多く出せるか。いずれにせよ、自らのスタイルを貫く姿勢をより強く表現することが大事となる。
横浜FCは、いくら苦しんで長いトンネルにいても、歯車が噛み合えば良い結果が出ることを実感した。それは福岡も同じことが言える。横浜FCにとっては、待望のホームでの勝利を、福岡は強烈な個が噛み合った勝利を、ともに第2クールの起爆剤となる勝利を得るための戦いが始まる。
以上
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★J2クラブサポーターのみなさま!クラブへの熱き思いを旗に!
次回撮影予定は、6月7(日)の仙台と富山です。
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2009.06.02 Reported by 松尾真一郎
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第19節 横浜FC vs 福岡】プレビュー:チームの歯車を確固たるものにできるか。トンネルを抜け出した横浜FCが、第1クールの雪辱を果たし上昇気流を目指す(09.06.02)
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