川崎F 3 - 0 新潟(14:04:等々力)入場者数21,393人
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どの選手に話を聞いても、ことさらこの試合を意識する様子はなかった。もちろんこの試合が44分の1であることに変わりはない。ただ、シーズン中盤までの試合とは違い、今日の勝敗は目に見える形でJ1昇格レースに影響を及ぼすことになる。
新潟は3位の川崎を下すことで、川崎との勝ち点差を10に広げ、昇格のキップを一気に手元に手繰り寄せることができる。もし仮に負ける事があっても、広島との混戦に取り込まれるだけで、まだまだ3位川崎との勝ち点差は4のまま維持できる。さらに言うと引き分けでもOKという点で川崎に対して精神的にアドバンテージがあった。
その一方で、ホームで迎え撃つ川崎にとってこの試合は、負ければ一気にJ1昇格に暗雲が立ち込めるという意味で、苦しい試合だった。気持ちの強さが問われていた。
スタジアムには、フロントやサポーターの努力の成果もあってチーム史上最高の21,393名が詰め掛けていた。ピッチ上で戦う22人に、最高の舞台が用意されていた。
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前半1分。左サイドでジュニーニョが強引にドリブルを開始する。その左側をサイドラインに沿って今野がクロスオーバーする。ジュニーニョの選択はいつもと変わらず強引なドリブル。ごり押しのままゴールラインにまで迫ってシュート。野沢がはじいたこぼれ球を塩川が落ち着いてマイナスのラストパスを出した。
「ホベ(ホベルチ)は見えていたけど、まさか通るとは思わなかった(塩川)」というパスは、無事にホベルチにわたり、そして川崎が先制点を上げた。
試合後に新潟の反町監督は「前半の立ち上がりに失点したことで前半は主導権を握られた」と述べている。実際、新潟にとってあまりに早い時間での失点は想定外だった。それは川崎の石崎監督自身が「狙って1分で点は取れないですよ。たまたま入った」と表現していたことからも良くわかる。
ただ、この先制点が試合に及ぼす影響は大きかった。そもそも川崎に対して勝ち点で7差を持っていた新潟は、無理に前に出て行く必要がなかった。それが前半の立ち上がり1分の失点によって、点を取りに行かなければならない状況に追い込まれることになった。新潟の立ち上がりの悪さは定評があるが、川崎は前半の開始から積極的に前からプレスをかけていく。このような条件がいくつか重なって、前半は川崎がペースを握った。新潟は前半の45分を浪費してしまった。
後半に入るところで川崎は茂原に代えて鬼木を投入する。前半8分に接触プレーで右足太ももを痛めていた茂原は、ハーフタイムのロッカールームで自ら交代をもうし出たという。ボランチをケガによって代えざるを得なかった川崎に対して新潟は後半から攻勢にでる。
深澤がドリブルで突っかけ、三田もサイドを駆け上がる。中央でマルクス、上野がほとんど仕事をさせてもらえない中、サイドからの崩しに光明を見出そうとしていた。
前に圧力をかけて来た新潟に対して川崎はプレッシングサッカーの源でもあるラインをうまくコントロールさせて対処した。
「全部が全部プレスすればいいわけじゃない。時間帯や状況によっては、無理に上げないほうがいい。そういう判断が試合の中でできた」とは最終ラインをコントロールする渡辺の言葉だ。
69分に新潟は三田に代えて本間を投入し、最終ラインを3枚にしてゴールを目指していた。前に出てきた新潟に対して、川崎は無理することなく落ち着いて対処していた。
川崎の堅守には、スタジアムを埋めたサポーターが一役買った面もあった。
DFの伊藤は「下位のチームの失点は集中が欠けてのものだった。それが今日は声を出しても届かない。だからみんなが集中を切らさずに常に周りの状況を確認しなければならなかった」と述べている。選手同士のコミュニケーションができない以上、選手個々が集中しなければならない。目に見えないサポーターの後押しだった。
川崎の集中は、ケガによる74分と76分とに重なった交代とそれに伴うポジションチェンジを経ても途切れることはなかった。新潟にボールは持たせるが、最後の詰めは完璧だった。
85分に、途中交代の岡山からこれまた途中出場の我那覇にボールがわたる。そのまま岡山が左のスペースへと走りこむことで、新潟守備陣は我那覇一人にアプローチをかけることができなかった。ゴール前まで持ち込んで思いきりのいいシュートを放つと、川崎にとって値千金の追加点となった。
新潟は86分に秋葉に変えて船越を投入しゴールを目指すが、直後の88分にジュニーニョが試合を決定付ける3点目を決めた。ここに至っては、新潟は為す術もない。1点でも返そうと川崎ゴールを目指すが、逆にカウンターからアウグストにゴールを脅かされてしまう。
結局試合は3-0で終了。川崎が昇格レースに踏みとどまる大きな勝利を新潟を相手に上げている。
2003.10.4 Reported by 江藤高志
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