鹿島では珍しいという濃い霧がクラブハウスを覆いつくす中、大勢のファンが練習のスタートを待ち構えていた。
クラブ側から発表されていた練習の開始時刻は9時。しかし実際に選手たちが練習場に姿を現したのは10時だった。
まずは全体を3つに分けて5対2の球回しを行う。10分程度経過して体が温まると、ストレッチ、そしてダッシュと続く。
10時20分過ぎごろからハーフコートでミニゲームが行われた。本田と秋田がフォワードに入るなど選手をリラックスさせる目的のミニゲームなのだろう。ただ、そうしたリラックスムードの中にも秋田から「金古、ばっくれるな!金古!」と檄が飛ぶ場面も。遊びの中にも厳しさを垣間見せるところはさすが鹿島といえそうだ。
前後半10分程度のゲームが終わると、セットプレーの守備の確認が行われた。左右のCKと同じくPKエリアの外側の左右から行われるFKをいかにして守るのか、の練習が行われた。
練習の締めは、3ヶ所に分かれて行われたPKのトレーニング。ナビスコカップは120分で決着がつかない場合、勝負はPKに持ち込まれるが、各選手5本入れたら終了というルールで行われていた。
PKの練習中に、セレーゾ監督から指示を受けていた深井だが「インサイドでスミを狙って蹴るように言われていた」との事。
先発でコンビを組むことが予想されるエウレルとのコミュニケーションについては「ゲームの中で話をしていますから」と不安はない様子。またポストができる選手が不在という点については、「平瀬さんがずっとポストをやっていたわけじゃなくて、分担してやっていたので、流れの中で状態のいい選手がやるだけです」と話してくれた。
ぴりぴりムードとは程遠い前日の練習風景だったが、練習を終えた選手の表情には翌日の大舞台への厳しさが垣間見えていた。
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