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【キャンプレポート2004】仙台、宮崎県延岡キャンプレポート(04.02.04)

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 ベガルタ仙台は本日、昨年より10日間長い、実に29日間という長期キャンプの8日目を迎えた。

 新聞報道では「サバイバルキャンプ」とも表現された過酷なキャンプ。1月25日の始動から11日間、今日まで休みは一日もなく、いつ休みがあるのかも選手達には伝えられていない。練習では初日からボールを使った練習を行い、ベルデニック監督はハイペースでチーム作りに取り組んでいる。

「キャンプインまでにしっかりと身体を作ってきて欲しい。」と選手へ要望していたものの、コンディションの状態は選手によってバラつきがあり、例年より早いペースに戸惑う選手もいる。

 しかし、ベルデニック監督が急ぐのには理由がある。去年は清水前監督から受け継いだチームをベースに戦ってきた。でも、今季は違う。しっかりと「ベルデニック色」を浸透させるつもりだからだ。その為にはできるだけ多く実戦形式の練習を積み、選手間の連携を高めていかなければいけない。

 監督は今季のチームを「新しいチーム」と表現した。主力選手が大幅に変わり、初めて一緒にプレーする選手同士もいる。この29日間でプレー面はもちろん様々な面でのコミュニケーションがこのチームには必要だと考えているのだ。

 今季仙台への完全移籍が決まった佐藤選手は、「疲れ?ある程度溜まってはいるけど大丈夫。今は楽しみながら身体をいじめてる感じ(笑)。」と全く意に介していない様子。

 言うまでもなくベガルタ仙台の今季最大の、いや最低限の目標は「J1復帰」。その為にこのキャンプがどれだけ大切なものになるかよくわかっているのだろう。佐藤選手は去年、チームの降格が決まった時に、「来年もこのチームでやりたい。それも完全移籍で。」と心に決めた。帰るチームのある選手が「できればJ1でやりたい。」と考えても誰にも責めることのできないその状況で、だ。

「悔しくて悔しくて。降格したことに責任がある。再昇格を他人任せになんかできなかった。仙台というチームが大好きになってたし、レンタルという形で自分を甘やかしたくもなかった。」そして、スタートした宮崎キャンプ。

 オフ中の自主トレで準備も万端。今日行われた練習試合では、80分間フル出場し、ハットトリックも決めてみせた。これには市原時代から彼を見ているベルデニック監督も「得点感覚が格段に伸びている。」と目を細める。

「監督の目指すサッカーは他の人より長くやっている分理解しているつもり。メンバーが入れ替わったから、自分も積極的にコミュニケーションをとってチームをまとめていきたい。」と話すあたりも、まさに監督を「理解」しているようだ。

 その監督は「仙台サポーターには借りがある。」という言葉も繰り返した。「借りは勝利で返すから見ていてください。」監督始め選手、チームスタッフまさに一丸となって走り始めたベガルタ仙台。J2での44試合を終えた後、サポーターに笑顔で挨拶するために。全員がその思いを胸に、宮崎の地で着々と戦いの準備を整えている。


2004.2.4 Reported by 高木聖佳
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