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【キャンプレポート2004】G大阪、宮崎キャンプレポート(04.02.17)

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 宮崎県綾町でキャンプ中のガンバ大阪。ここ最近晴天に恵まれ、少し動くと汗ばむほどの陽気だ。大宮・福岡との練習試合を控えた前日練習はあくまで疲労回復をかねた軽めのもの。選手もリラックスして練習に取り組んでいた。

 西野監督は「現在はシステムにはこだわっていない。このキャンプは今後のベースを作ることに重点を置いているので、個人の能力のチェックをしている」と語る。

 練習試合当日。昨日の穏やかな天気とは打って変わって、激しい強風が選手を悩ませる。顔を上げると目に砂埃が入り、試合中何度もユニホームで目をこする選手の姿が見受けられた。1試合目の大宮戦のスタメンは以下。(前半3-5-2 後半4-4-2) 

           9マグロン   16大黒

  10二川       8フェルナンジーニョ    15渡辺(光)

      24松下             2シジクレイ

  3木場           6山口           4實好

               1松永

 先ずは、注目新加入のシジクレイ選手。監督は「ボランチで使うかCBで使うかをまだ決めかねている」と言っていたが、前半はボランチでの起用だった。(後半は4バックのCBに変更)神戸時代、DFながら6得点をあげた。本人も「得点に絡みたい」と言っていたように、積極的に攻撃に参加していた。

 ただ、この試合で、一際目を引いたのが、新加入のフェルナンジーニョ選手。中央にドリブルで切り込み相手DFをフェイントでかわすと、そのまま左サイドの二川へパス。二川があげたクロスをマグロンが押し込み先制点をあげる。その他にも巧みなパスで攻撃のサイド・中央と幅を作っていた。

 試合後、監督も「チームに溶け込んで、周りとのコンビネーションもよかった。的確なポジショニングで相手DFを引き付けるので、マグロンがフリーになりやすく得点につながった。」とフェルナンジーニョ選手には満足の様子。また、柏レイソルから加入の渡辺光輝選手もピンポイントのクロスをあげるなど、強化は着々と進んでいる模様。

 監督も「外国人選手のコンディションもあがってきており、従来の攻撃に幅が出てきた。今後いろんなオプションのコンビネーションを考えていきたい」と手応えを感じたようだった。

「今季、チームはタイトル。個人的には得点王を取りにいく」というフェルナンジーニョ選手。今までのキャンプで具体的に「得点王」という言葉を口にしたのは彼のみ。いつも笑顔で温和な彼だが、胸に秘める闘志はどの選手よりも強い。今季彼が大きな旋風を巻き起こしそうだ!!

2004.2.15 Reported by 柴田愛子
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