A3チャンピオンシップ、横浜FMの最終戦の相手は昨季甲Aリーグで2位の上海国際。大手海運会社がスポンサーとなった00年から積極的な補強とトレーニング施設の充実などハード面の整備によって突如頭角を現したチームである。
チームはGKに江津、DFに呉承瑛、MFに祁宏と中国代表の各選手が軸となっている。江津は2000年のアジアカップでベストイレブンに選ばれた。198センチの長身を活かしたハイボールの処理に定評がある。呉承瑛と祁宏はそれぞれ03年、02年に今大会に出場しているライバルの上海申花から移籍した選手。どちらも堅実なプレーが光る存在だ。
タイプとしては非常にディフェンスの堅い、オーソドックスなサッカーがベースだと言える。逆に言えば攻撃面で得点力不足という課題を持つ。ところが今季はFWに昨季リーグ得点王に輝いたアイユー(ガーナ出身。アベディ・ペレの実弟)を獲得。昨年リーグ優勝を果たした上海申花と勝ち点でほぼ同数ながら、総得点の差(上海申花=56/上海国際=39)を彼の存在で補おうという思惑だ。
横浜FMはまず中盤の祁宏をしっかりとマークしたい。城南一和戦でも後半は彼を経由して両サイドへの展開が目立った。逆に前半は彼が比較的プレッシャーの少ない状態でボールをもらうことができなかったせいか、いい展開をつくることができていなかった。まずはしっかりと抑えたい。アイユーはまだまだチームに馴染んでいないのか、個人技による突破を試みる場面が目立った。が、スピード豊かな選手なのですれ違って裏を取られることがないようにしたい。
攻撃はサイドからの崩しが有効だと思われる。上海国際のディフェンスは堅いが、城南戦では左サイドを短いパス交換で崩される場面が見受けられた。横浜FMは前戦の上海申花戦で右サイドを縦横無尽に駆け抜けた田中がキーマンになるのではないだろうか。
横浜FMが優勝するためには主意の城南一和が上海申花に負けることが条件という厳しい状況。自力優勝の可能性はなくなったが、横浜FMらしい小気味よいパスワークを軸にした攻撃サッカーで有終の美を飾ることを期待したいものだ。
2004.2.27 Reported by SCN
以上
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