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【U-23日本代表プレビュー】勝利しかないレバノン戦。得点へのカギはアウトサイドからの攻撃(04.03.02)

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 バーレーン戦ではロングボールを多用され、FWからDFラインの間を大きく間延びさせられてしまった日本。本来のリズムを失い、得点も奪えなかった。だがレバノン戦で同じミスは許されない。積み上げてきたコンパクトなサッカーを取り戻し、アウトサイドをえぐって早い段階でゴールを奪うこと。「勝利へのカギ」はそれしかない。

 アテネ五輪アジア最終予選・UAEラウンドを戦っているU-23日本代表。初戦のバーレーン戦(1日、アルジャジーラ・スタジアム)から一夜明けた2日は、午前10時半からザイード・スポーツシティのサブグラウンドでトレーニングを行った。

 ピッチに登場したのはGK黒河貴矢(清水)、DF茂庭照幸(FC東京)、青木剛(鹿島)、MF石川直宏(FC東京)、山瀬功治(浦和)、前田遼一、成岡翔(ともに磐田)、FW高松大樹(大分)、坂田大輔(横浜)の9人。前日のゲームに先発出場した11人は、ホテルでクールダウンに努めるということになり、練習場には姿を現さなかった。

 30度近い熱さの中、選手たちはストレッチを入念に実施。その後、パス回し、何種類かのシュート練習を消化し、11時40分頃にはトレーニングを終えた。前日の引き分けを引きずっているのか、やや重い空気が漂う中、フレッシュな動きを見せたのは、石川と坂田。2人はシュート練習の時も積極的に飛び出してゴールを狙っていた。

 明日3日に対戦するレバノンは3-5-2システムがベース。守備陣は相手2トップをマンマークしてくる。しかしチーム完成度は低く、攻守ともに個人個人の力で戦っている傾向は強い。攻撃に関しても、攻撃的MFのアトウィに依存しているが、肝心のアトウィがUAE戦で退場。日本戦には出場できない。日本にとっては追い風が吹いているのだ。

 とはいえ、UAEのジョダール監督が「このグループでは日本が一番強いと目されている。中東3チームは日本を倒そうと全力でぶつかってくる。日本にとっては簡単な試合はないだろう」というように、レバノンも日本から勝ち点をもぎ取りたいと躍起になってくるはずだ。バーレーンの戦い方を踏襲し、ロングボールを多用して日本の前線と最終ラインの間を間延びさせ、速いサッカーを封じ込めようとする可能性が高いのだ。

 「中東のチームはどこも球際が強いし、ロングボールや早めのキックを使ってくる。想像できないプレーもある。そのへんの対処をしっかりしないといけない」と石川も気を引き締めていた。全体的に引いてゴール前を固めた相手に中央突破は難しい。やはり有効なのはサイド攻撃だ。バーレーン戦では序盤こそ右サイドの徳永悠平(早稲田大)がオーバーラップし、何度か前線にいいクロスを蹴り込んでいたが、徐々に両サイドが上がれなくなり、攻撃が機能しなくなっていった。

 そんな事情もあり、山本監督は次のレバノン戦で右の切り札である石川を先発起用する腹積もりのようだ。最終ラインはバーレーン戦の後半のように、菊地直哉(磐田)が外れて徳永が右DFに入ることになるだろう。

 1月からジーコ監督率いる日本代表に合流していた石川は、試合出場機会が与えられず、コンディションを崩していた。久しぶりに五輪代表に合流し、最初のテストマッチとなった韓国戦(2月21日、大阪・長居)でもベンチスタートを強いられた。最終予選が近づいても本調子を取り戻せず、バーレーンも控えに回ったが、やはり山本監督にとって石川は重要な攻撃のコマ。彼のスピードと突破力は大きな武器である。

 「バーレーン戦では後ろから追い越していく攻撃が足りなかった。サイドを生かすために速い展開が必要だし、ダイレクトプレーも増やさないといけない。サイドにボールが来るまでにもっと真ん中でボールをキープするとか、メリハリがないといけない。今のままだと、ボールを回していても、展開が変わらないままだから」と、石川本人も攻撃の修正点はきちんと把握している。リズムを変化させながらパスを回し、自分のところにボールが来たら積極的に突破するか、精度の高いクロスを上げる……。その仕事を追及していけば、必ずゴールを奪えると彼は信じている。

 森崎浩司(広島)と石川なら、組み立てとスピードというように、特徴も異なる。それぞれの良さを出しながら攻撃チャンスを作れば、レバノンといえども、ゴールを死守するのは難しいだろう。

 日本サッカー協会の田嶋幸三技術委員長が言うように、UAEラウンドでは最低でも勝ち点5が必要だ。レバノン戦は絶対に負けられない。しかも大量点での勝利が理想的である。その目標を達成するためにも、サイドの崩しは非常に重要なカギになりそうだ。

2004.3.2 Reported by 元川悦子
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