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【2004開幕直前全28クラブ分析】ガンバ大阪、真価を問われる、西野ガンバ3年目のシーズン。単調になりつつあった攻撃に、フェルナンジーニョ、シジクレイらが彩りを加えられるかがカギ。(04.03.04)

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【2004シーズンの見どころ】
 昨年の低迷を受け、西野監督の去就に注目が集まったが、結果は続投。西野ガンバの真価を問われる3年目のシーズンを迎えた。もちろん、そのプレッシャーは他の誰よりも西野監督自身が感じていること。シーズンの幕開けにあたって本人が話した「最低でも一昨年の年間3位という成績に戻すことが使命」という数字を明確にした言葉も、その表れだと言える。

 さて、その結果を求めた戦いをする上で、西野監督が目指すのは「優勝というターゲットに対したアプローチを明確に行っていくことことで、ガンバらしいチームを作る」こと。その“アプローチ”のファーストステップが選手補強になった訳だが、新戦力となるDFシジクレイ、MFフェルナンジーニョ、渡辺光輝ら、6選手の加入については「昨年の戦いを分析し、クラブには必要なポジションへの補強をお願いした。イメージしていた選手を獲得してもらえたことに満足している」と西野監督。唯一、「最後まで彼を構想に入れて今季のチームを描いていたし、慰留に努めた」としたMF新井場徹のの抜けた左アウトサイドだけは補強を行えなかった事実についても、「現有戦力でポジションを争うことになるが、だからこそ、選手個々のポジション奪取への意識に期待したい」と前向きに受け止めており、不安視はしていない。

 となれば、あとは次なる“アプローチ”として、4年ぶりにキャプテンに返り咲いたDF宮本恒靖を中心に、いかに組織としての結束力を高め、全体的なレベルアップを図っていくかと言うこと。昨年の反省材料となった終了間際の度重なる失点、決定力不足などの課題改善は当然だが、プラスアルファとしてして何を加えられるのか。そういえば、新体制発表の席上で、佐野泉社長は、チームスローガン『Re Start〜ガンバが変わる〜』の説明にあたり「経験不足という言い訳ができるチームではない。次のステップへの脱皮、そして、頂点を目指すチームに変化を遂げなければいけない。チーム発足から11年が過ぎた今、再度、原点に立ち返り、何が足りなくて、何を変えなければいけないのかを考えながら、変貌の年にしたい」と話していたが、その言葉の中にあった“何が足りなくて、何を変えなければいけないのか”が明確になっていけば、目標は確信へと変わる。「個々の能力の高さはJリーグ屈指」とも言われ続ける近年、毎年言われ続けているタイトル奪取を、今年こそ実現してほしい。



【新戦力・注目のキープレーヤー】
今季の新加入戦力は、外国籍選手のMFフェルナンジーニョとDFシジクレイ。移籍組のDF渡辺光輝(元柏レイソル)。ユースチームのFW三木良太、MF寺田紳一、DF丹羽大輝の全6選手。うち、ユースチームからの昇格組は、すでに昨年からトップチームに合流しているからも分かるように、能力の高さはお墨つきだが、試合出場となれば、フィジカル面の強化も含めて少し時間がかかるかも。とはいえ、彼ら以外の3選手については即戦力と言い切って間違いない。中でも、注目すべきは日本で8年目のシーズンを迎えるDFシジクレイ。攻守のバランサーとしての徹底した仕事ぶり、また攻撃にも威力を発揮する高さ、強さは間違いなく大きな戦力。サンガ時代に共にプレーしたMF遠藤保仁と組むであろうダブルボランチは日本最強と言っても過言でもないはずだ。また、日本でのプレーが初めてとなるブラジル人、MFフェルナンジーニョにも期待。西野監督の「既存の選手にはいない、違うタイプのドリブラーが欲しかった」という願いを叶えたのが、身長161cm、66kgという、Jリーグの中でも群を抜く小柄な男。本人も自信を誇る“ドリブル”で相手守備陣を切り裂くことはもちろん、独特のリズムにのったスピードや突破力も魅力であり、「ブラジルではトップ下が多かったが、左サイドも含め、どのポジションでも対応できる」というユーティリティな能力も活かされることだろう。本人の「日本という国がすごく気に入ったし、活躍できる可能性も感じている。確かに、ブラジルでも自分より背の低いプレーヤーはいなかったと断言できるくらい、僕は小柄だが、それはプレーをする上で、マイナスというよりはむしろ、プラス材料だと感じているし、これまでもそうだった。当然、ハイボールには強くないが(笑)、それは他の選手に任せればいいこと。ドリブルで切り裂いて、ラストパスを送り込む、あるいは、パスで繋いで相手ゴールに詰め寄る。そんな自分らしいプレーをファンの皆さんにたくさん見せることができればいいね」という決意がJリーグの舞台で花開くことを期待している。



【開幕時の布陣予想】





キャンプ等では4バックのテストもしていたが、DF宮本恒靖やMF遠藤保仁ら代表組の離脱で4バックの調整時間が少なかったこともあり、昨年同様3バックの可能性が高い。その場合、DFは右からDF實好礼忠、DF宮本恒靖、DF山口智が構成し、ボランチはMF遠藤とDFシジクレイが預かることになるだろう。もともと、攻撃的サッカーを標榜してきた西野監督のこと。DFシジクレイをボランチに据えることで、彼の攻撃力が最大限に発揮できれば、より前がかりな戦いを仕掛けられるはず。加えて、右サイドにはDF渡辺光輝、心配された左サイドには、昨年も何度かこのポジションを務めたMF二川孝広が落ち着いたことで“両サイドを広く使った攻撃”を実現する準備も整った。
ちなみに、前線は、昨年10得点を挙げたFW大黒将志とFWマグロンが2トップを組み、トップ下にMFフェルナンジーニョといった具合か。但し、キャンプでもゴールを量産し、勢いを見せていたFW松波正信をはじめ、膝の手術で出足が遅れたFW吉原宏太も急ピッチで回復しており、前線のポジション争いは最後まで熾烈を極めそう。ちなみに、開幕戦はプレシーズンマッチで1発退場となったフェルナンジーニョが出場停止に。開幕戦に限っては、トップ下に二川、左サイドにDF児玉新の起用が有力。

2004.3.4 Reported by 高村美砂

以上

G大阪、宮崎キャンプレポート

2004シーズン 開幕直前・クラブ別戦力分析レポート

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