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【J2:18節 大宮 vs 京都レポート】柱谷監督による新体制の京都が白星のリスタート(04.06.19)

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6月19日(土)J2 第18節
大宮 0 - 1 京都 (14:04/大宮) 入場者数 7,271人
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 6月14日の就任から間もない京都の柱谷監督が、短い準備期間の中でどのようなサッカーを準備したのか。それに対し、大宮がどのようなサッカーで対抗するのか。勝ち点差1で並ぶこの両チームの直接対決は、多くの観客と多くのプレスを集める注目の試合となった。

 30度を超える気温の中で行われた試合ということもあって、大宮は力をセーブする立ち上がりとなる。大宮のディフェンス、中盤、前線の各ポジションの選手たちは、それぞれに横1列に並んでラインを形成し、それら3本のラインが大宮の陣内に等間隔に並ぶ形を作る。京都がボールを保持していても無理にプレスを仕掛けることはなく、ボールがセンターラインを越えてはじめて反応するという戦い方をしていた。大宮のボランチ・斉藤によると「ムダに走り回らず、相手が入ってきたところを効率よく奪おう」という作戦だったという。

 そうした試合の中で、大宮の中盤の守備を安定させていたのがボランチの氏家だった。京都がくさびとして打ち込んできたボールに対して厳しいチェックを仕掛け、チャンスの目をつぶしていった。大宮はボールを奪うと、ごくシンプルに前線のバレーにぶつけた。体力の消耗をセーブし、京都のサッカーの根幹となる高いディフェンスラインを押し下げる意味でも、効果が見込める作戦だと言える。

 「(大宮は)かなりリトリートして、自分達のゾーンでパックして守っている時は本当に穴がない」と柱谷監督は振り返ったが、その大宮を前に京都の松井は「どうやって崩そうか」と考えてプレーしていたという。柱谷監督からは「左右どこでも行っていいが、守備の時だけはしっかりとポジションを取るように」と指示を受けており、それに応えて高いレベルのプレーを見せた。

 前半は大宮の固い守りに対して中盤を組み立てながら京都がどう切り崩すのか。それに対して大宮は、カウンターでチャンスメイクするという戦いとなった。三浦監督は、そうした前半を振り返って「ある程度思い通りにできた」と述べている。後半立ち上がり早々の8分に、大宮は冨田がこの日2枚目となるイエローカードを受けて退場処分となる。これによって大宮は横山を下げて木谷を投入し、FWの枚数を1枚減らす形を取ることとなる。守備面で余裕が出た京都は、後半19分に熱田に代えて美尾を投入。松井をトップ下に据えて、中盤をダイヤモンドに組み替えた。このシステムチェンジの直後の25分に試合は動く。
 
 決勝点をアシストした美尾は「ポジションにはこだわらず、左は左、右は右だけ、というのではなかった」とある程度自由に動くことを許された自分のポジショニングについて述べている。そしてその言葉通り左サイドハーフとして投入された美尾は、右に流れてボールを受けると、ゴール正面の崔龍洙にクロスを入れる。崔がこのクロスを大宮ゴールに流しこんで貴重なゴールを奪った。それまでもその後も、京都の攻撃をほぼ抑えてきた大宮が、唯一悔やんだ場面だった。ホームチームの大宮としては、このまま引き下がる訳にはいかない。まずは33分にトゥットを投入してFWを2枚に戻し、それと同時にディフェンスラインを3枚に減らした。最後は高さのあるトニーニョをボランチのポジションに上げて、攻守のバランスを考えながらできる限りゴールに近づけた。大宮の迫力のある攻撃が続いたが、京都は落ち着いてこれに対応。ゴールを死守した。

 試合終了直前のロスタイムに大宮が奪ったFKの場面では、GK荒谷までが同点ゴールを狙って京都ゴール前へと出て行ったが、京都がこれをはじき返してタイムアップ。大宮がホームで痛い黒星を喫した。一方の京都は、稲森会長自らがアウェイのスタジアムに足を運ぶという大事な試合となったが、柱谷監督が自身の就任初戦を白星で飾り、今後の巻き返しに向けて希望のもてる滑り出しを見せている。
 

2004.6.19 Reported by 江藤高志
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