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【J1-1st:第15節 東京V vs 大分 プレビュー】欠場多数の大分に対し、フルメンバーで望む東京V。どちらも勝って2ndステージにつなげたい!(04.06.26)

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6月26日(土)J1 第15節 東京V vs 大分(15:00KICKOFF/味スタ)
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「今季最高のゲーム」とアルディレス監督が評し、「完璧な試合展開」とJ最年少FW森本もコメントしたように第13節鹿島戦は3-0と圧勝だった。その鹿島戦から一転、真逆の展開を許し1-3での敗戦に「(交代カードを2枚しか使わず)3枚目のカードを切っても無駄だった。こんな日もある」とアルディレス監督が会見で敗戦の弁を述べた第14節の清水戦。そのどちらもが、今季の東京ヴェルディ1969を象徴する試合だった。

現在、東京Vは第14節終了時点で勝ち点16の10位。ナビスコカップでは決勝リーグ進出に王手がかかっている状態のため、「結構勝ってるはずなのに、この順位なんだっけ?」と口にする選手もいる。しかし、東京Vは東京移転以来1stステージに限って言えば16位(2001年)、12位(2002年)、10位(2003年)とふるわない。対する大分は、勝ち点16の9位。こちらもシーズン序盤の好調を維持しきれず、「もっと上に行けたはずなのに」というチーム内評価。2004年1stステージの最終節、味の素スタジアムでの戦いは9位対10位、ちょうど中位同士の戦いとなった。

東京Vの1stステージを振り返るとバランスのとれたチーム構成の割に勝ちきれなかったと言う印象が強い。シーズン当初、膝の故障で離脱していたエムボマ、代表戦での故障を持ち帰ったキャプテン山田。彼等が復帰し、戸川を中心とした3バックに切り替え、チーム全体が安定し始める。それが結果につながり、ようやく第7節(5/2)に勝ち点3をあげた。若手FW平本や、小林大がレギュラーに定着し、林健太郎、山田卓也などのベテラン中盤とかみ合いはじめる。左サイドの、平野の上がりは相手チームにとって脅威だったはずだし、お家芸でもある中盤のパス回しは、はまりさえすれば見事なものだった。先述したように、振るわなかったここ3年間の1stステージと比べると、"まだまし"というのが実感か。しかし、第14節終了時点で10位という順位もさることながら失点22(6位タイ)、得点18という明らかに物足りない結果となっている。

しかし、明るい兆しがあるのも確かだ。ニューヒーローの登場である。開幕の磐田戦の途中出場以来、常に話題の中心に君臨する16才FW森本はもちろん、今後長きに渡ってディフェンスラインを統率してほしいと思えるセンターバック戸川健太の出現である。GK高木は「人に強く、クリアならクリア、つなぐならつなぐと判断がハッキリしている。まるでイタリア人ディフェンダーみたいです」と後ろから見た印象を語る。そしてその戸川の前を守るボランチ小林大も「チームには絶対に必要な人。対人でガツガツ行けて、はっきりとクリアできる」とディフェンダーとしての能力を保証する。そして小林大は中盤にテクニシャン揃いの東京Vらしくこう付け加える。「戸川君のようなクリアは意外に難しい。他の人から足元に自信ないのでは?と思われるんだよね。でも、あの勇気が大事」と、チームメイトからメンタルについても絶賛され、前後から圧倒的に信頼されるディフェンダーに成長している。頼もしい限りだ。

そして、もはやいわずもがなであるが、16歳FW森本の存在である。「いい競争を生んでいる」とキャプテン山田が言う通り、16歳の彼にポジションを奪われまいと入団5年目の平本も先発定着の形だ。「モリ(森本)が『二人でくずしちゃいましょうよ』とか言うので、それならって感じで。(試合中も)二人の位置関係は常に意識してます」と平本。ポジション争い以上のいい関係を生んでいる。森本自身も、U19日本代表にも選ばれ、トゥーロン国際大会では五輪代表候補平山との2トップも経験。「外人は、何人にかこまれてもかならず突破しようとする」と力強さを身に付け帰国。そして第13節の鹿島戦の活躍につながった。

東京Vは「2ndのためでなく、まずは明日の勝利を」(アルディレス監督)の気合いで試合に臨む。いつもどおり前線からのプレッシャー、自分達が持ったらしかけて行く、そして後半エムボマの投入。やるべきことは分かっている。守備に関しては出場停止あけのウベダ、戸川、米山の3バックでマグノアウベスをとめにいきたいところだ。先制された後のもろさが露呈した清水戦の後だからこそ、先に失点しないことが大切だ。

対する大分は、地方チーム特有の遠征に悩まされ「疲労がかわいそうなくらいです」(チーム広報)という状態。前節の市原戦。2度追い付き最後の最後に突き放されると言う最悪の負け方。次節は瀬戸、梅田、有村は出場停止。更には小森田、山崎、そして木島までもを怪我で欠く。ベストの布陣は組めず苦しい戦いが余儀なくされそうだ。そのうえ、本来なら頼りの若手根本、高松もU23代表候補に招集が多くチームにいまいちフィットしていないというのが現状。しかし、シーズン当初からの目標勝ち点20を間近にモチベーションは落ちることはない。東京Vのサイド攻撃を封じ、マグノアウベス、吉田を中心としたカウンター攻撃につなげたい。

試合そのものは、J全体の順位変動には大きな影響は与えない9位と10位という中位同士の対決。こんな戦いは、敢えて小さなところに注目してみて見るのも面白い。例えば、エムボマのフィジカルの強さ、森本のドリブル、戸川のクリアボールの行方など普段余裕がなくてフォローできないところに目をこらしてみる。マグノアウベスの動きもだし、根本のサイドチェンジ、高松対戸川の1対1なども見応えがあるだろう。「神々は細部に宿る」なのである。そして神が宿って熱く魅せてくれた細部のおもしろさ、それが2ndステージでは勝負の面白さに変貌していることを期待したい。

以上

2004.06.25 Reported by 了戒美子
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