7月11日（日）J2 第22節
水戸 0 - 0 甲府 （19:01KICKOFF/笠松） 入場者数 4,417人
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○前田秀樹監督（水戸）

　今日は、相手が勝てば2位ということで、かなりプレッシングの速さという意味では1、2位を争う好チームなので、この辺をしっかりマークできれば何とかついていけるのではないかと思った。特に前節では、バロンが4得点しているから何とか抑えなければならなかった。横浜戦では山崎がハットトリックをしている。この2トップがかなり脅威である。これを何とか抑えなければならなかった。前半戦はバロンの攻撃でかなり危ない部分があったが、集中を切らさずによく凌いだところが大きかった。
　後半は相手がしびれを切らしてきたかのようで、あれだけしつこくマークされると我々にチャンスがあるだろうと思った。逆に我々のセカンドボールを拾えるようになって、いい攻撃ができた。ただ両サイドが少し消極的な部分があった。そこで伊藤に代えて突破を図って何とか相手の鍵をこじ開けるところを狙った。伊藤がガンガン攻めてくれたおかげで優位になってきた。あと残り5分に関しては、イケイケムードで点を取りに行くしかないなかでFWを投入した。
　全体的に言えば、前半は甲府の切り替えの速さにやられたが、後半に関してはそんなに怖くなかった。そういう意味では、選手達に80点はあげてもいい。ただ攻撃で3試合無失点だが、攻撃で点を取れない点は改善しなければならない。しかし、センタリングの精度、タイミングさえ合えば得点のパターンをもっとつかめる場面があった。今以上に精度を高めること、個人の能力を高めることが、そういう場面での全てとなると思う。繰り返しになるが全体的には、攻守に関して80％の出来だった。

以上