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【ヤマザキナビスコカップ第5節:名古屋 vs G大阪レポート】名古屋が決勝トーナメント進出。G大阪は粘り強さで勝ち点3を許さず!(04.07.18)

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7月17日(土)ヤマザキナビスコカップ第5節
[Bグループ] 名古屋 2 - 2 G大阪 (19:00KICKOFF/瑞穂陸) 入場者数 12,061人
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「立ち上がりは良いプレーをして試合をすすめるが、先制したあとに集中力が落ちて追いつかれてしまう」(ネルシーニョ監督)
今日の試合を見た誰もが、試合後のこのコメントどおりに試合内容の変化をはっきりと感じたに違いない。前半30分を境に名古屋の勢いは失速し、違うチームへと変貌してしまった。最後まで粘り強く試合を運んだG大阪が2点のビハインドを追いつき、結局2-2のドローで名古屋はまたもや先制しながら勝ちきれない試合となった。

試合開始2時間前から突然の雨に見舞われた瑞穂陸上競技場。晴天から一転してたたきつけるような雨。まるで今日の試合展開を表すような不安定な天気の中、キックオフの笛が鳴った。
そしていきなり試合は動いた。立ち上がりの前半2分。マルケスがゴール前の混戦から、落ち着いてゴールにボールを流し込む。試合開始早々の得点に名古屋サポーターは大いに湧き上がった。

1stステージ終盤から4-4-2の4バックで試合に臨む名古屋。「中盤に枚数が増えることで攻撃に幅が出る」というネルシーニョ監督の思惑通り、中-外-中とテンポ良くボールがまわり、見ていて気持ちのいいほどボールがつながる。
「自分たちが3バックで名古屋が4バックなので、マークがあいまいになってズレてしまった。やる前から分かっていたけれど、立ち上がりは修正できなかった」(G大阪・家永選手)こともあり、試合の主導権は名古屋が握っていた。前半29分には、再びマルケス。技ありシュートで2点目を追加。早い時間帯での追加点!しかし、名古屋にとってはこれが苦戦の始まりになった感がある。
「立ち上がり30分間は狙い通り出来た。2点を取った後から引いてしまった」(ネルシーニョ監督)「2点目を取るまでは良かった。その後に、足が止まってしまった」(海本(幸)選手)と監督・選手ともに前半30分を境に、チームの勢いが止まってしまったことを指摘する。雨で塗れてゆるんだピッチが選手たちの疲れを倍増させて運動量が急に落ち、ボールが回らなくなる。

名古屋の変化を見逃さず、G大阪の怒涛の攻撃が始まった。31分にはシジクレイ選手が約40mの豪快なドリブルを見せたかと思えば、その後フェルナンジーニョ選手が巧みな足裁きで名古屋DFを連続して抜き去る場面も。ゴール前まで迫るチャンスを何度か作るが、得点には結びつかないという状態が続く。
名古屋はGK川島選手のファインセーブ、海本(慶)選手の好守備でなんとかしのいでいたが、前半37分にフェルナンジーニョ選手がドリブルで持ち込みゴール!見事な個人技で得点を奪った。前半は、名古屋 2-1 G大阪で折り返す。

後半、名古屋は3-5-2に布陣を戻し、両サイドの積極的な攻撃参加で追加点を狙う。立ち上がりはクライトンと吉村のボランチコンビのミドルシュートも見られ、何度となく得点チャンスが生まれた。しかし、なかなか決めきれない。前半は一旦止んだ雨がまた降り出し、湿度は上昇。蒸し風呂状態の中でのプレーは選手の体力を一気に奪い去る。空に稲妻が光った直後の後半18分、渡辺選手のゴール生まれる。
名古屋にとっては痛恨の失点。早い時間帯に2得点をあげながらも、G大阪の試合をあきらめない粘り強に結局は2-2に追い上げられる。先制しても勝てないといういやな流れを断ち切るためにも、なんとか追加点がほしいところ。しかし、再三のチャンスも生かすことが出来ず、試合終了。

「あのコンディションの中で非常に苦しいゲーム展開だった。しかし1st終盤では粘り強いゲーム展開が出来ており、2点ビハインドでも返すことが出来ると思っていた」と西野監督が振り返るように、最後まで勝利を信じて戦い続けたG大阪の精神面のタフさが光った試合だった。

なにが名古屋には足りなかったのだろう…。
「全体が止まってしまった時間帯に、しっかり声を出してプレーで盛り上げる人がいなかった」という中村選手の言葉がこれからの名古屋に必要なものを物語っている。

試合は残念ながらドローという結果に終わってしまったが、もう一つ大きなセレモニーがあったことを付け加えたい。名古屋でデビューし、そして名古屋でスパイクを脱ぐ森山選手の引退セレモニーが試合後に行なわれた。
降ったり止んだりの雨に突然の雷、じっとしているだけでも汗が噴出してくる蒸し暑さの中で、最後までスタジアムに残り、森山選手に最後のゴリコールを送ったサポーター。名古屋サポーターだけではない。G大阪サポーターも彼の功績を称え、大きな拍手を送った。試合終了後のスタジアムは敵味方の区別なく、森山選手をねぎらう温かいムードに包まれていた。
「今までありがとうございました。僕はここでプレーし、皆と戦えたこと、悲しんだこと、喜んだことを忘れません」
一つ一つの言葉を噛み締めるように最後の挨拶をした森山選手。
Jリーグの開幕を知る男が、またひとりスパイクを脱ぐ。勝負強かった彼のゴールで得た感動を、喜びを、彼の雄姿を、今日このスタジアムに残って見送った誰もが忘れないだろう。森山選手、本当にお疲れ様でした。そしてありがとう。

2004.07.17 Reported by 柴田愛子

以上
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