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【キリンチャレンジカップ2004 U-23日本代表 vs ベネズエラ代表】プレビュー:五輪前の国内最終戦。得点とレギュラー争いの続く中盤に注目!(04.07.30)

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キリンチャレンジカップ2004
7月30日(金) 19:20キックオフ/国立 キリンチャレンジカップ2004
U-23日本代表 vs ベネズエラ代表
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「点を取らないと勝てない」(大久保選手)
U-23チュニジア戦(7/14)、U-23韓国戦(7/21)、U-23オーストラリア戦(7/25)と無得点の試合が続き、得点力不足が嘆かれる五輪代表。プレーにも得点への気迫が見られるが、結果につながらない。しかし、明日の試合はアテネ五輪前の国内最後の試合となる。気持ちよくアテネに向かうためにもなんとしても「点を取って勝ちたい」ところだ。

U-23オーストラリア戦(7/25)の後、2日間の休みを経て、28日にU-23日本代表メンバーが再び集合した。国立競技場は接近する台風の影響もあってか、練習の間は終始風が吹いていた。だが、それも気温や湿度が高い中で、さわやかと感じられるほどのもの。そんな天候の中で練習が始まった。

30分かけてアップをした後、ピッチの半面をつかってボール回し。その後シュート練習が始まった。各ポジションに分かれて、サイドからのセンタリングに中央の2人が飛び込むという形。シュートを打つ位置を、ペナルティエリア外・内・ゴール直近と徐々にゴールに近い位置へと移動させながら練習が続く。その中で気になったのは、サイドの低い位置からクロスを入れてペナルティエリア外から打つ最初のシュート練習。深い位置からのセンタリングに合わせてペナルティエリア内やゴール直近からシュートを打つ時には、綺麗に合わせる場面が見られたが、遠い位置からのシュート練習ではゴールマウスの枠を捉える場面がほとんど見られない。

「最近の試合では、パスが足元ばかりになっている。相手DFラインが高めにいる時に、裏に抜けるようなボールが欲しいが、なかなかそこにボールが入らない」と大久保選手は言う。スペースを大きく使って、ペナルティエリア外からでもシュートを打つというのは、彼がやりたい形でもあるようだ。だからこそ、なかなかゴールのネットを揺らさない状況には、不安がよぎった。
得点力不足の背景には様々な要素があると思うが、「足元一辺倒になってしまう」(大久保選手)のでは、なかなか得点を奪うのは難しい。明日の試合、FWへどういう形でボールが入るかが注目される。

小野選手が合流する前の最後の試合となるベネズエラ戦。特に中盤の選手にとっては、ここでより自分をアピールしておきたいところでもある。
「小野伸二が入ると、いろいろな部分が作り替えられてしまう。早くドイツの直前合宿で(選手が)揃っている中でやりたいというのが本音」と山本監督が小野選手に寄せる期待は絶大。またベネズエラのリチャード・パエスモンソン監督からも「小野選手は世界でも活躍している選手で注目している」と今回はまだメンバーに入っていないにも関わらず、彼の名前があがっていた。

確かに小野選手の存在はチームにとって必要なのかもしれない。しかし、U-23世代のメンバーたちも黙ってポジションを明け渡すつもりはないようだ。
「最近、前線との関わりが徐々につかめつつある。FWに点を取らせるようなプレーがしたい」と答えた阿部選手。「FWが攻めている時のフォローが少ないので、サポートしないといけない」と前との連携をもっと増やしていきたいと意気込みを見せる。
また、怪我から復帰したばかりの今野選手も「試合に出れないのがもどかしい。怪我をして、本当に出たい!という気持ちが高まった。小野選手はどこでも出来る。自分が外されることのないようなプレーを見せたい。試合に出てアピールしたい」と相当な気合を見せていた。

「国内最後の試合。その総仕上げとして、見送ってもらえるたくさんのサポーターの前で、希望を持っていただけるような内容の試合をしたい」と、山本監督が「総仕上げ」とする明日の試合。サポーターの希望を作り出すことが出来るのは、点を取って国立競技場を沸かせる日本代表の姿だけだろう。
明日の試合後、国立競技場が歓喜と大声援の中で五輪代表メンバーがアテネに送り出されることを期待する。

以上

2004.7.28 Reported by 柴田愛子
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