今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1-2nd 第1節 東京V vs 新潟 プレビュー】上昇ムードの2チームが開幕ダッシュを狙って激突!(04.08.14)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月14日(土)J1-2nd 1節 東京V vs 新潟(19:00KICK OFF/味スタ)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーも試合開始2時間前に、各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------
いよいよ8月14日、2ndステージが開幕するJリーグ。1stステージを9位という不本意な成績で終え、優勝という目標に向かって仕切り直しのスタートを切る東京Vは、同じく決して満足する結果とは言えない、14位という順位で終えた新潟をホーム・味の素スタジアムに迎える。シーズンオフをいい形で過ごし、開幕ダッシュを狙うこの両チームにとっては、今後を左右する重要な一戦となることは間違いない。

1stステージ前半は、なかなか勝ち星に恵まれず苦しんだ東京V。だが、徐々に調子を取り戻し、リーグ戦での追い上げに成功すると共に、7月に行われたヤマザキナビスコカップも2連勝とチームは上向き。選手からは「開幕戦が待ち遠しい」との声が早くから上がっていた。昨年を振り返っても、1stステージは低迷したものの2ndステージは優勝争いに食い込む力を見せた。今年も、との気持ちは強い。しかもその時は開幕から3試合も勝ちを挙げられなかったことが、後々までひびいた事も忘れていない。だからこそ、開幕戦がいかに大切かは身に染みている。「どんな形でも勝ちたい」とはGK高木の言葉だ。

その対戦相手、新潟の試合をビデオで確認した選手達は「前の3人(オゼアス、エジミウソン、ファビーニョ)で崩してくる。そこを止めないと」(MF林)と新加入のオゼアスを中心とした攻撃力に警戒を強めた。そしてアルディレス監督が、シーズンオフに取り組んだのはその守備。1stステージの失点数23は、他チームと比較して飛び抜けて悪い訳ではないが、優勝した横浜の13、磐田の16という数字を見れば、上位争いに食い込んでいく為には改善が必須。繰り返し行われたという守備練習が、この開幕戦で成果を発揮するか、注目だ。
懸念材料はやはりFWエムボマがチームを離れたこと。例えベンチスタートでもエムボマの存在感は大きく、「マイナス要因にはなる」(MF山田)ことは否定できない。廣山の加入はあるが、しばらくゲームから離れていたこともありコンディションが整っておらず、開幕戦のベンチに入るかどうかも微妙な状況だ。

一方新潟は東京V以上の上昇ムードの中、開幕戦に挑む。このオフシーズン、プレシーズンマッチで、ボカ・ジュニアーズ、バレンシアと世界の強豪チームから次々と金星を挙げた。その2試合で、反町監督が2ndステージまでの課題としてあげた「メンタル面の向上」も、選手に植え付けられた‘自信’という形で達成しつつある。そしてなにより、新加入の選手がすでに結果を出していることが、チームに競争意識を持たせ相乗効果を生み始めた。中でもやはりデビューのバレンシア戦でいきなり2得点を叩き出したFWオゼアスはチームを活性化させている。1stステージの総得点が16(リーグワースト3位)と、攻撃力アップがポイントだった新潟にとって、得点感覚だけではなくキープ力にも優れたオゼアスは救世主と成り得る存在。そして、そのライバルの出現に既存の選手達も目の色が違う。反町監督が開幕戦を「わくわくした気持ちで待っている」と話すのも頷ける状態だ。1stステージ終了後、「これからが腕の見せ所」と語った反町監督がどんな新たなチームを見せてくれるのか、この開幕戦で期待を持って確認したい。

1stステージ第7節、新潟は東京Vを相手にホーム初白星まで後一歩という試合を展開したものの、一瞬のスキを突かれ敗戦を喫した。逆に東京Vは苦しみながらも1stステージ初勝利をもぎとり、その後のチーム浮上のきっかけとした。初顔合わせの前回はくっきりと明暗が分かれたこのカード、今回はどんな結末が待っているのだろうか。

以上

2004.08.12 Reported by 高木聖佳
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着