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【J1-2nd 第1節 市原 vs 広島 プレビュー】勝利を獲得する≪1点≫を奪えるのは果たしてどちらか? 両チームの得点力に注目(04.08.14)

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8月14日(土)J1-2nd 1節 市原 vs 広島(18:30KICK OFF/市原)
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 1stステージの市原は磐田とG大阪の31得点、浦和の30得点に次ぐ28得点を挙げたが、7位という結果だった。一方の広島はF東京と並ぶリーグ4位の19失点と守備での奮闘は目立ったものの、リーグワースト2位の15得点という得点力不足が響いて13位となった。得点数だけを見れば上出来といえる市原だが、勝負どころで≪1点≫が奪えず、7位に甘んじた要因のひとつは得点力不足だった。もちろん失点を抑えて逃げきれなかった守備力にも問題はあったが、7試合もあった引き分けのうち4試合が1−1というスコアだったことからも、ダメ押しの2点目が取れなかったことがよくわかる。
 
 試合前々日の市原はひたすらシュート練習に取り組んだ。一時期は負傷者が多かったが、回復が遅れている羽生以外は練習に復帰。ベストメンバーから羽生とアテネ五輪出場中の阿部が抜けるだけの状態となった。その選手たちがFW陣とそれ以外のフィールドプレーヤーという2つのグループに分かれ、さまざまなシチュエーションを想定したバリエーションに取り組みながら、GKを置いたゴールに向かってシュートを打ち続けた。
 羽生の欠場で、前線はマルキーニョス、サンドロ、林の3トップ気味の布陣が濃厚だ。8月7日に行なわれた大原学園JaSRAとの練習試合では、この3人が1点ずつ取っている。スタッフ陣から好調と評価されている林は「ナビスコカップ グループリーグ第6節からやっている3トップで、自分としてはチャンスだと思っているので生かしたい。自分がゴールできればいいですけど、それよりも勝利という結果を出したい」と意気込みを語った。なお、阿部の代役は中島、2トップで臨む場合のトップ下は工藤が考えられる。
 
 広島は1stステージで退団したサンパイオの代わりに、元ブラジル代表の攻撃的MFであるベットを獲得。北海道キャンプではベットを軸とした攻撃力アップに取り組んだ。1stステージでチーム最多の5得点を挙げた森崎浩、攻守両面への貢献が大きい駒野が、アテネ五輪出場のため欠場するのは確かに痛い。また、負傷から回復中のチアゴの出場は微妙だが、期限付き移籍で加入した盛田がナビスコカップ グループリーグ第5節で得点を挙げたり、駒野の代役となる高柳も健闘を見せるなど、プラス材料もある。
 
 1stステージは半ば過ぎまで優勝争いに参加しながら、5月は一度も公式戦で勝利を挙げられずに失速した市原は、2ndステージに期するものがある。
「開幕戦に勝って波に乗りたい。広島ももちろん勝ちにくるから、受け身にならずに仕掛けるつもりで戦いたい。もちろん、失点はゼロに抑えますよ。アジアカップではメンタルの強さが身についたので、それをチームでのプレーに生かしたいと思います」(茶野)

 しかし、1stステージの対戦では市原が3-1で勝利を収めたとはいえ、広島もしっかりと立て直しを図ってきている。それだけに市原の選手たちは何よりもまず勝利の獲得を最低条件に考えて戦う。「開幕戦ということで大事な試合。点を取っても失点して勝てなかった1stステージの悪かった点を修正して、優勝を目指したい。何よりも勝ち点3を取ることを最優先に考える」と斎藤がきっぱりと語れば、林も「(昨シーズンの1stステージ第5節から続いている)市原臨海競技場での不敗記録を気にしても仕方ない。負けない試合をするのではなく、勝たないといけない」と言い切った。
 2ndステージ開幕までに両チームが取り組んだ得点力アップ。その成果をいかに勝負どころの≪1点≫というゴールで発揮できるか、注目したい。

以上

2004.08.12 Reported by 赤沼圭子
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