16歳でブラジルから来日し、日本国籍を取得して五輪に出場した田中マルクス闘莉王選手(23)の父、パウロ・ユウジさん(51)は12日、スタンドから「がんばれ」とポルトガル語で声援を送ったが、試合が終わると涙を何度もぬぐった。
パウロさんは、闘莉王選手から贈られた背番号「2」のユニホーム姿。ブラジルからは、「トゥーリオがんばれ」と書かれた横幕と十字架、小さな聖書を持参した。
「街の人たちの応援の気持ちをすべて持ってきました」とパウロさん。身を乗り出して息子のプレーを見詰め、時折立ち上がって両手を挙げて応援したが、パラグアイに敗れると、うつむいてしばらくタオルで涙をぬぐい続けた。
涙の理由を尋ねられると、パウロさんは「息子が初めて日本の代表で試合に出たうれしさと、試合に負けた悔しさです」と説明。「でも、頑張った。早く切り替えて次の試合に臨んでほしい」と話していた。
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[時事通信社]













