8月15日(日)J2 第28節 川崎F vs 福岡(18:00KICK OFF/等々力)
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99年以来2度目の昇格を狙って独走する川崎Fだが、第3クールに入ったところで失速の兆候とも取れる戦績を残している。
ご存じの通り、川崎Fは前半戦の22試合を19勝3敗と引き分けなしで駆け抜けている。ところが第3クールに入ると24節の山形戦で今季初の引き分けを喫し、26節にも仙台を相手に引き分けてしまった。2試合とも今季苦手にしている東北の2チームとのアウェイマッチだったが、特に26節の仙台戦はロスタイムに2点を畳みかけられるという、「らしくない」試合だった。
そもそも東北の2チームに対しては、前半戦のアウェイゲームでともに敗れており、そういう視点で見れば戦績的は前進している事になる。つまり長い目で見れば、前半戦以上の結果を残す可能性がない訳ではないが、22節の京都戦から6試合連続で失点が続くなど、ここ数試合は不安定な戦いを見せているのも事実である。
そうした状況の中で迎えるのが、福岡との直接対決だ。今季はここまで2戦2勝と相性自体は悪くないが、ともに1−0という僅差での勝利であり、勝敗の行方は全く見えてこない。
対戦相手の福岡は、昇格を目標に掲げたシーズンの中で苦しい戦いを強いられてきた。思うように勝ち点をのばせない中、20節から引き分けを挟んで4連敗するなど一時は順位を6位にまで下げてしまう。しかし混戦の2位グループの中、25節から無失点で3連勝し、勝ち点を43にまで伸ばしている。これは2位甲府と並ぶ数字で、現在得失点差で3位につけるという状態だ。
2位の甲府から7位の仙台まで、6チームが勝ち点4の中にひしめくという混戦が続くが、福岡はこの川崎F戦を勝利して勝ち点を積み重ねたい。そのために必要最低限のハードルとして、福岡には得点することが求められる。そもそも福岡は両サイドにタレントを抱え、攻め崩すだけの力は持っている。問題は中央に入ってきたクロスを合わせる決定力の部分。FWをケガで欠くなど非常に苦しいシーズンを戦ってきた。その問題を解消すべくベンチーニョに代えて獲得したエジウソンもまた、8月11日の湘南戦で負傷。左大腿部内転筋挫傷で全治:2〜3週間の診断が出ているだけに、この試合への出場はできそうにない。激しいプレッシャーを受けるトップに対して、2列目以降の選手がどれだけ質の高いフォローをできるのかもポイントの一つだ。
6試合連続失点中の川崎Fに対して3試合連続完封勝利の福岡という対戦は、積み上げた勝ち点を背景に川崎Fが精神的に優位に試合を進める事になるだろう。対する福岡は絶対に落とせないという精神状態の中、采配を含めたゲームコントロールが重要になる。そうした試合なだけに、松田浩監督のベンチ入り停止処分が痛い。指揮官不在の中、福岡は気持ちの強さが試される事になりそうだ。
2004.8.14 Reported by 江藤高志
以上
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一覧へ【J2 第28節 川崎F vs 福岡 プレビュー】相性のいい福岡を相手に川崎Fがどう戦うか。福岡は指揮官不在が痛い。(04.08.15)
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