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【J1-2nd:第2節 浦和 vs 東京V レポート】浦和、東京Vに圧勝!勝負を分けた後半の戦い(04.08.22)

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8月21日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第2節
浦和 7 - 2 東京V (18:02/埼玉/32,296人)
得点者:'11 エメルソン(浦和)、'14 永井雄一郎(浦和)、'21 永井雄一郎(浦和)、'26 三浦淳宏(東京V)、'42 平本一樹(東京V)、'64 永井雄一郎(浦和)、'69 山瀬功治(浦和)、'73 山瀬功治(浦和)、'83 山瀬功治(浦和)
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 アテネ五輪期間中、しかもまだセカンドステージ第2節ということで、どれだけ関心があるのかと心配されるも、やはり別格だった浦和戦。広い埼玉スタジアムなのでやや空席が目立ったが、それでも32,296人もの大観衆を集めた。スタジアムはいつものように浦和サポーターのコールと大音響に包まれ、試合開始前から東京Vを圧倒していた感はあった。

 試合が始まると、サポーターの勢いをそのままに、ホームの浦和が果敢に東京V陣内へと攻め込む。ボランチのふたり、長谷部と鈴木のプレスが序盤から鋭く機能し、高い位置でボールを奪うと、永井、エメルソンの前線が積極的にボールに絡み、一気にチャンスが膨らむ。そして、東京Vの守備陣形がまだ完全に整わない11分、浦和は先制に成功。GK都築からのロングボールを山田暢がヘッドで東京VのDFの裏に流すと、そこにエメルソンが自慢の快足を活かして走り込み、GKを軽くかわしてゴールを決めた。

 その3分後、エメルソンからの右クロスに、オフサイドギリギリで飛び出した永井がフリーでシュートを決めると、21分にも山田暢の精度の高い右クロスに永井がヘッドで合わせて、この試合2点目となるゴール。25分も経たないうちに、浦和は東京Vに3点差を付けた。しかし、いきなりの大量リードに「集中力を切らしてしまって、FWとDFの間が空いてしまった」(アルパイ)浦和は、東京Vの反撃を許す。

 この試合では、浦和がサイドのスペースをうまく突いていたのに対して、持ち前の個人技をベースに中央からの攻めを繰り返していた東京V。これが徐々に効果を生んだのか、東京Vは敵陣でファウルを何度ももらい、FKのチャンスを得る。三浦の蹴ったボールは、ほぼ無回転で一直線に浦和ゴールに突き刺さり1点を返すと、さらに東京Vは42分にも林のロングボールに反応した平本のゴールで、1点差に詰め寄り、ハーフタイムを迎えた。

 後半、動いてきたのはアウェイの東京V。アルディレス監督はCBの戸川を外して、MF廣山を投入。3バックから4バックにシステムを変更して勝負に出た。だがしかし、この作戦変更が完全に裏目に出てしまう。

 廣山は初め得意の右サイドから攻め上がるなどチャンスを作り、脅威を感じさせた。しかし、右に固定したわけでなく、中盤を広く動き回っている。そうなると右サイドのスペースはがら空き。右サイドバックに下がった山田卓のポジションは、一見すると3バックのストッパーのようにも見え、対面する三都主のポジションがそれほど高くなかったので、三都主と山田卓の前にスペースができた。これが命取りとなった。

 浦和はエメルソンを筆頭に、前線やサイドにスピードのある攻撃的タレントが多いチーム。しかも、1点勝っていたわけで、少ない人数でカウンターをねらう戦術を取ることができた。この結果、生まれたのが永井の自陣ペナルティエリア付近から約80メートルを独走したドリブルシュート。浦和の左サイドから、スピードに乗ったドリブルを進めると、廣山をはじめ、東京Vの選手たちを華麗なステップワークで次々とかわし、ハットトリックとなるゴールを決めた。「(1点差に詰め寄られた)苦しい状況のなかで点を取ることができてうれしかった」と永井はコメントしたが、この1点は東京Vに大きなダメージを与えたように思えた。

 これで意気消沈し、バランスも崩した東京Vに対し、なおも浦和はサイドを起点とした攻撃で東京Vを攻め立て、山瀬が69分から15分以内でハットトリックを達成。1点目は右の山田暢から、2点目は左に出た永井から、3点目はやはり左の三都主のボールにエメルソンがポストとなり、そこに合わせた山瀬が素早い飛び出しで抜け出てゴールを叩き込んだ。

 終わってみれば7-2と浦和が今季最多得点で大勝し、まだ2試合を終えた段階とはいえ、首位に立った。それでも、「このような形がずっと続く訳はないので、切り替えたい」(鈴木)、「90分通しての内容はまだまだ」(山瀬)と、浦和イレブンに油断はない。大差での勝利にも気を緩めずにいられるチーム全体の雰囲気が、悲願のリーグ優勝を予感させる。次は優勝候補の磐田戦。東京V戦で得た自信を発揮できれば、その後の展開に希望が見えてくるはずだ。
 
以上

2004.8.21 Reported by スポマガ WORLD SOCCER

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