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【J2:第30節 川崎F vs 京都 レポート】一矢報いた京都だが、地力の違いは歴然。川崎Fが貫禄の勝利を手にする。(04.08.26)

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8月25日(水) 2004 J2リーグ戦 第30節
川崎F 3 - 1 京都 (19:04/等々力/7,239人)
得点者:'11 ジュニーニョ(川崎F)、'30 石丸清隆(京都)、'47 マルクス(川崎F)、'55 ジュニーニョ(川崎F)
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 攻守の切り替えの速さは、現代サッカーにおける得点の必要条件の一つとなっているが、川崎Fにはその速さがあった。奪ってからが遅く、攻撃のチャンスをシュートにも結びつけられない京都とは対照的だった。

 前半11分。川崎Fは京都から奪ったボールを大きな展開から右サイドのマルクスへとつないだ。攻めていた京都は、瞬時に守備に入ることを求められたが、枚数が足りていない。ゴール前では、ニアサイド方向に対角線の動きで黒津勝が走り込み守備陣の意識を引きつけていた。この動きによってファーサイドのジュニーニョがフリーになっていた。そのジュニーニョへ、マルクスが絶妙なクロスを入れる。「ヘディングしてください」というようなラストボールをジュニーニョがヘッドでたたき込み、川崎Fが先制する。

 どうしても負けられない京都は、普段取り組んでいるゾーンディフェンスからマンツーマンへと守備のやり方を変えていた。
「今日だけマンマークでやりました」(手島和希:京都)
 川崎Fを警戒し、守備のやり方を変えながらも喫した先制点の意味は大きかった。こうなると試合のペースは川崎Fのものだ。切れ味鋭いカウンターと中盤でのボールキープ力を武器に京都を圧倒した。

 試合は川崎Fペースで進んだが、前半の30分に京都が同点に追いついている。ゴール前の崔龍洙にボールが入った時、川崎Fは「最終ラインとボランチがサンドして奪いに行く」(中村憲剛:川崎F)ことになっていた。実際、厳しく守備に行くべき局面ではあったが、そうした動きによってペナルティエリアの外側にスペースができていた。
 フリーなスペースへ走り込んだ石丸清隆は、この日2本目となるミドルシュートを放つ。川崎Fにとって不運だったのは、ボールが選手に当たって弾道が変わってしまったこと。いずれにしても、京都が前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 京都にしてみれば願ってもない展開となったが、後半の立ち上がりの2分にあっさりと均衡は破れた。左サイドのアウグストからのクロスを、京都の選手がクリアミス。後ろに流れたボールをマルクスがきっちりとゴールに流し込んだ。
 京都の攻撃はトップの崔龍洙にボールを当て、ここで収まったボールに対して2列目以降の選手がサポートするという形で成り立っていた。たとえば左サイドハーフの美尾敦は、ポジションを激しく変えて攻撃の糸口をつかもうとしていた。しかし攻撃に出るということは、その裏にスペースが生まれるということである。川崎Fはそうして生まれた京都の両サイドのスペースを狙い続けた。

 試合は後半10分の川崎Fの追加点でほぼ決まった。ゴール前のFKをトリッキーなサインプレーの末にジュニーニョが決めるというものだった。その後、試合は2点差特有の緊張感の中で進んだが、スコアは動かずに終了。振り返ってみれば、後半の京都はシュート1本に抑えられるなど、為す術なく川崎Fに抑え込まれたという印象だ。
 今の川崎Fを止められるチームはJ2にはないのかもしれない。そう思わせる強さで、川崎Fが昇格に向けてさらに前進している。

以上

2004.8.26 Reported by 江藤高志
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