8月29日(日) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第3節
浦和 3 - 2 磐田 (18:04/埼玉/43,746人)
得点者:'15 エメルソン(浦和)、'30 山田暢久(浦和)、'44 前田遼一(磐田)、'81 西紀寛(磐田)、'89 長谷部誠(浦和)
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●ブッフバルト監督(浦和):
「今日は、磐田という、1stステージに素晴らしい成績を残しているチームが対戦相手だった。今日の試合は、雨で芝が濡れていて、最初は試合への入り方が難しい試合となった。というのも、芝が濡れている時というのは、ボールのコントロールに慣れるまで時間がかかってしまうものだからだ。パススピードだとか、試合に入っていきなり出来るものではない。だが、それも、10分15分で、しっかりゲームを支配できるようになった。妥当なところで、2-0とリードできた。磐田相手にこういう試合運びができたということは良かったと思う。だが残念なことだが、前半の終わりの方で、内舘のところでボールを取られてから、一時期、非常にDFが混乱する時間帯に陥ってしまった。そんな中でロスタイムに失点してしまった。それが非常に残念だ」
「ハーフタイムの指示としては、失点してしまったが、まだ2-1とリードしている。ゲームを支配している。だからこのまましっかり攻めていこう。勝つためには点を取りにいこうという話をした。というのも、磐田は非常に得点能力の高いFWがいるチームだ。チーム全体としても非常に優れている。その磐田相手に守り通すということは困難な話だからだ。とにかく点を取らなければいけない、と。そのお陰で、後半の内に、3、4点、得点を重ねられるチャンスも生まれた。しかし『攻める』という点では、選手達は確かに指示を守ってくれたのだが、『点を取る』ということにおいては、守ってくれなかった(笑)」
「この3、4点のチャンスで、通常ならばそれを決めることが出来ていたところで決めることが出来なかったことに加えて、相手チームが退場者を出して磐田のモチベーションが高くなったことにより、逆に焦ってしまい、その後は試合が落ち着かなくなってしまった。それまで出来ていた、パスをまわし、ボールを繋いでいくサッカーができなくなってしまった。そこで2-2になった。最終的には、ロスタイムに長谷部が素晴らしいゴールを決めてくれ、勝つことが出来たが。今日の試合に関しては、ロスタイムに勝ち越すゴールが入ってラッキーだった、という点はあるかもしれないが、内容的には、浦和が勝っていたと思っている。この勝利は妥当なものだと。最後に。確かに私は以前、1-0で勝つよりも、3-2で勝つ方がいいということを言ったが、それにしても、あまり緊張させないでくれ、ということを選手達には言いたい(笑)」
−内容的に浦和が磐田を凌駕した。それは浦和が良かったのか、磐田が悪すぎたのか?
「1stステージでの対戦では、浦和の方がレッドカードをもらってしまい、ひとり退場者を出してしまったが、その試合、それまでは浦和はゲームをコントロールできていたと思っている。過去の試合が引き合いに出されるが、試合試合で内容は違うものだ。感じたのは、1stステージに比べると、今日の磐田には疲れが出ていたように思う。コンディションが悪かったのでは。というのも、先週の磐田と名古屋との試合で、磐田の攻守の切り替えが、1stステージ(でのパフォーマンス)と比べて、とても緩くなっていたと感じたからだ。逆に浦和の方は、今季ホームでまだ一試合も負けていない。今回もホーム戦で選手達がよく動いていた。コンディション的に良かった。そういうコンディションの点では、磐田よりも浦和の方が良かったと言えるだろう。それ以外の点では、浦和のシステムに関してのことがある。昔の浦和なら、エメルソン、あるいは田中達也をマークしてさえいれば怖くないチームだと、そう思われていたかもしれない。だが今の浦和の戦法では、バランスさえ取れていれば、誰が出て行っても構わないという、相手チームにとっては、誰をマークしていいのか分からない、そういう勢いを感じられるチームだと思っている。浦和としても、そういう良いバランスを取りながら、良い攻めが出来ていると思う。それが今のところ、実っているのだろう」
−浦和がリーグ優勝するために、足りない点があるとすれば、それはどこか?
「浦和に欠けているのは、リードしている時に落ち着くことだ。ボールをキープすること。パスを出したり、パスコースを作ること。実際、ゲーム中、ダッシュをしてボールを奪って、点を取る。そういう動きは、楽しいとは思う。だが、それだけではなく、その間には、やはり、落ち着いてボールをキープする時間、冷静にプレーする時間、そういうものも必要になってくる。今日の試合でも、相手に退場者が出て、数的優位に立っていたにも関わらず、パスを出すことを忘れてしまい、各自がボールを持って突っかけていった、というシーンがあった。こういうところを、まだまだ浦和は若いチームなので、経験から学んで行かなければならない。あるいは、練習でしっかりと、さらに強化していかなくてはならないと、そう思っている。今日の試合で、リーグ戦はこれで首位はキープできていると思うが、来週はナビスコカップがある。ここでも、今日のような攻撃的で素晴らしいサッカーをお見せできれば。あともうひとつ。今の時点で、浦和は、3ゲームで6失点している。今後アウェーの試合もある。しっかりと修正していきたい。ホームの場合は、攻撃的になれるのだから、2、3点入れることもできるだろう。だが、今日も、あと少しで、勝点2(=差として)を失うところだった。そういう点に気をつけ、修正していかなければならない」
以上
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