8月29日（日） 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第3節
鹿島 0 - 1 市原　（18:30／カシマ／13,901人）
得点者：'13 マルキーニョス（市原）
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●トニーニョセレーゾ監督（鹿島）：

「正直言って嬉しい顔は結果からして出来ない。ただ内容からして、自分たちがやろうとしているサッカーができた以上、結果では引き分けでも良かったのではないかと思う。

前半も悪くなかったし、後半も見ての通り悪くなかったと思う。特に後半はまず、2点目を取られないようにとバランスを意識したプレーが出来ていた。あとは10メートル間隔で選手がスペースをとっていれば、ボールを簡単に回せるし、ウイングとストッパーの間のスペース、そこに出来るギャップをいかにして使えるかというのが攻撃の起点の部分で大事なところだったから、そこをなんとか使えないかなと気にしていた。

2点目を取られないように、バランスをとってやっていく。しかしチャンスをあれだけ作って決められなった。そういう試合の内容になったと思う。市原というチームは、意思の疎通が出来ていて見ないでもボールを出して、誰かが理解したうえで動き出しをやっているというのが、彼らの今日の試合の利点であったと思う。

（オシム）監督の優れた部分は、市原のマルキーニョスとサンドロの2トップが、パワープレーではなく、つないでスピードを生かしたプレーでのやり方の方が有効的だと考えながら、2トップがただ単に前にはっているのではなくて、逆にトップがサイドにワイドに開いて、中央に出来るスペースに2列目に入ってくる選手にボールを預けて点を取るという選手たちの特徴を生かした戦術をやっていたところだと思う。

相手の一つの攻撃の形として、佐藤の位置ぐらいにボールが来た時に、切り替えしてニアの頭を越えて、逆サイドからセンターバックとサイドバックの間に入ってくる相手のFWに対するクリアの仕方とかつかみ方の練習をやったにも関わらず失点をしてしまったのは残念だと思う」

以上