9月11日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第4節
市原 2 - 1 東京V (19:04/市原/6,829人)
得点者:'29 サンドロ(市原)、'54 坂本將貴(市原)、'58 桜井直人(東京V)
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2ndステージは2勝1分で3位の市原だが、今節はGK櫛野とDFミリノビッチが負傷のため欠場。代わりに、GKにはリーグ戦の出場が2002年2ndステージ第15節以来(公式戦は2002年天皇杯3回戦以来)となる立石、リベロには2ndステージ第3節鹿島戦での足の負傷が完治していない阿部が入る緊急事態となった。
一方の東京Vはナビスコカップ準々決勝のスタメンから、「長い間ゲームから離れていたので、その影響が少しあり、コンディションをもっと整えてもらいたい」(アルディレス監督)と、帯同メンバーには入っていた廣山をベンチに入れなかった。そして、前述の清水戦でVゴールを決め、練習で好調な動きを見せていたものの「スタメン組で練習したのは昨日だけ」という桜井を起用して、平本との2トップで臨んだ。
試合は序盤から互角の戦いとなった。両チームとも激しくプレスをかけてボールを奪い、素早いパス回しでゴールを目指すサッカーを展開する。東京Vは26分に三浦のパスを受けた小林慶行が振り向きざまにシュートするが、惜しくもクロスバー直撃でゴールならず。先制点はこの失点の危機を免れた市原に入った。29分、「ピンポイントで合わせることを意識した」という村井が低めでスピードのあるクロスボールを上げ、サンドロがフリーの状態でヘディングシュート。ただ、同じようにサンドロが先制点を挙げた1stステージで逆転負けを喫した市原にとって、重要なのは先制後の戦い方だった。40分の平本のシュートはDFがブロック、41分には三浦のFKから桜井にヘディングシュートを決められたかに見えたが、オフサイドの判定に助けられた。
東京Vは後半からウーゴに代えて平野を投入し、前へ仕掛けるスピードと迫力をアップさせてきた。市原は早く2点目を奪って主導権を握りたいところだったが、49分にフリーで攻め上がったサンドロのシュートはGK高木にセーブされ、こぼれ球を拾ったマルキーニョスのシュートはキックミス。53分にもサンドロの決定機がGK高木に阻まれ、嫌なムードになりかけたが、それを救ったのが直後の坂本の追加点だった。阿部からのパスを受けた坂本はペナルティエリア内で相手選手2人をかわし、最後はDF戸川の股の間を通す技ありの左足のシュートでゴールをゲット。これで市原は1stステージの対戦時と同じ轍を踏まずにすむかと思われた。
状況が一変したのは、そのわずか3分後だった。ペナルティエリア内に突破を図った桜井を止めにかかった坂本のプレーがファウルとなり、一発退場となってしまう。これで坂本は次節は出場停止となり、2001年1stステージ第6節から89試合続いたリーグ戦連続スタメン出場がついに途切れることになった。
58分、桜井がPKを落ち着いて決めて1点差とした東京Vは、すかさず平本に代えて森本をピッチに送り出した。さらに68分には戸川に代えて小林大悟を投入し、前線を厚くして猛攻を仕掛けたが、次の≪1点≫がどうしても奪えない。「無理にディフェンスラインを上げ下げしないで、ゴール前のスペースを与えないようにした」(立石)という市原の守備を破ることができなかった。後半ロスタイム、桜井のヘディングシュートのビッグチャンスも立石のセービングに阻まれ、万事休す。リーグ戦は3連敗となった。
前節に続いて1点差を守りきった市原。「運もあったが、選手は最後まで勇気を持ってしっかり戦った」とオシム監督が評したように、集中力を切らせて引き分けが多かった1stステージには出せなかった粘り強さを発揮できるようになった。次節は守備に脆さはあるものの高い得点力を有するC大阪と戦う。この粘り強さを維持できるか注目だ。
東京Vは山田が「惜しい得点チャンスもあったが、惜しいどまりではしようがない。フィニッシュの部分の正確性がなかったのが敗因」と話したように、シュート14本のうち決まったのはPKの1本のみ。また、「イージーミスで軽々しく失点しないように、粘り強いディフェンスができるようにしないといけない」(山田)と守備面の修正も急務となる。
以上
2004.09.12 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
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