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【J1-2nd:第5節 広島 vs 横浜FM プレビュー】駒野復帰の広島が王者横浜FMに挑む(04.09.18)

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9月18日(土)J1-2nd 第5節 広島 vs 横浜FM(15:00KICK OFF/広島ビ)
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 故障者が出た時の戦い、という部分においては、王者・横浜FMはJ1でも群を抜く。他チームに行けば間違いなくレギュラーを張れる実力者がベンチに控えている光景は、まさに圧巻。実際、久保の負傷は坂田が、中澤がいない時は中西が、奥がケガをしたら上野が、その穴をしっかりと埋めてきた。
 
 しかしさすがの横浜FMも、穴を埋め切れない存在がある。それが、左サイドのドゥトラ。守りは強く、攻撃は鋭い。ピッチに立てば圧倒的な威圧感で左サイドを制圧する。試合が膠着状態に陥った時、彼の重みのあるプレイがチームを助け、苦境を乗り切ったことは、枚挙にいとまがない。

 そのドゥトラが、負傷により戦線離脱。岡田監督は一時システム変更も考えたようだが、結局はこれまで通りの3-5-2で広島戦に臨むようだ。ドゥトラのポジションには遠藤を起用し、急場をしのぐ。しかし、遠藤も質の高い選手ではあるが、専門職ではない。そのあたりがどのように影響するだろうか?
 
 一方、広島には明るい材料がある。アテネ五輪ガーナ戦で左鎖骨を骨折し、戦線離脱していた駒野が、いよいよこの試合から復帰する。決して層が厚いとはいえない広島だが、その中でも彼は絶対不可欠のメンバー。駒野不在は単純に一選手の離脱という意味以上のものがある。システムを変え、選手を入れ替え、様々な方法で穴を埋めようとした小野監督だったが、明快な答えが見つからなかった。攻守のバランスという点では既に日本代表クラスの実力を備えている、と評価が高い駒野だけに、その穴を埋めるのは非常に困難なこと。実際、セカンドステージに入ってから、各チームは駒野不在のサイドを徹底して狙ってきた。そして、そこから結局、広島の守備は決壊してしまっている。駒野の穴は、駒野でしか埋まらない、ということなのだ。
 
 その駒野が戻ってくることで、清水戦完敗のダメージを背負ったチームも、ムードが盛り返しつつある。水曜日に行われた紅白戦で駒野が質の高いプレイを見せつけたことにより、機運はさらに高まった。小野監督は「駒野のベストパフォーマンスにはまだ及ばないが、それでもチームにとっては大きな貢献をしてくれる」と絶賛。彼によせる高い信頼をうかがわせた。それにしても、ドゥトラ不在のサイドに駒野が戻ってくるという巡り合わせは、ある意味で広島に運を感じさせる。
 
 駒野復帰により、広島の戦力は整った。ポストプレイに冴えを見せる盛田を中心に、森崎兄弟をその下に配する。ファーストステージで機能した「1トップ2シャドー」の形に戻して、王者を相手に攻撃的な戦いを挑む。古巣相手に闘志を燃やす小村を中心に、勇気を持ってディフェンスラインを押し上げ、コンパクトなゾーンで堂々たる戦いを展開しよう、というのが、広島の姿勢だ。
 
 磐田戦の快勝で、名実共に日本一の実力を有することを示した横浜FMは、まさに王者の風格。一方、J1復帰1年目で苦闘を続ける広島だが、それでも決して臆することなく、チャンピオンを相手に小細工するでもなく、自分たちの信じたサッカーにまい進するべく、牙を剥く。明日、広島ビッグアーチに駆けつけるサポーターも、真っ正面からチャンプに戦いを挑む小気味の良い挑戦者の姿を、広島には期待しているはずだ。

以上

2004.09.17 Reported by 中野和也
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