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【J2:第35節 川崎F vs 山形 プレビュー】3度目の正直を狙う川崎F。山形は3年前の悔しさを晴らす事ができるのか。(04.09.22)

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9月23日(木)J2 第35節 川崎F vs 山形(16:00KICK OFF/等々力)
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 川崎Fが昇格内定をかけた試合を戦うのは、これが3試合目となる。この山形戦での条件は、引き分け以上。時間差で開催される他会場の結果によっては試合前に決まる可能性もあるが、その試合結果で決まらずとも昇格圏内確定を自力で決められる状況にある。第33節に一度ホームでの昇格に失敗している川崎Fとしては、このホームゲームできっちり2位以内を確定させておきたいところだが、そう簡単にいきそうにない状況にある。

 今節、川崎Fがホームに迎え撃つ山形との間には、昇格をかけた遺恨がある。2001年シーズン最終節の事だ。

 現京都の柱谷幸一監督率いる山形は、当時勝ち点80で2位につけており、同じく勝ち点80で3位につける仙台に対して得失点差で2点リード。少なくとも山形は90分で勝利すれば、ほぼJ1昇格圏内の2位を確定させるという試合だった。

 その山形と最終節で対戦する川崎Fは、シーズン途中で指揮官が交代するなど混乱が続く中でチームは低迷。勝ち点も58とのばせず8位という状況で、圧倒的に山形が有利な状況で対戦する事となった。

 この試合は、当時の山形の観客動員記録を塗り替える17,396名の観客を集めるなどまさに大一番の様相を呈するが、結局90分で決着がつかず延長戦へ。当時を知る高橋健二は「延長に入った時点では、まだ選手の間には京都での仙台の結果は伝わっていなかったです」と語るが、仙台が京都を相手にロスタイムでの劇的なゴールで勝ち点3を加え、J1昇格の資格を得ていた。

 目の前で昇格を阻まれた山形サポーターは、その悔しさを忘れてはいないだろうし、当時を知る永井篤志、大島秀夫、根本亮助、太田雅之、高橋といった選手たちも、行く手を阻まれた悔しさは忘れていないはず。

 現在の順位や今季の川崎Fのホームでの勝負強さなどを考えると、この試合の行方は川崎Fの有利な状況である事を否定できない。しかし、過去に積み重ねてきた歴史を考えると、川崎Fにとっては決して楽な試合にはならなさそうだというところにJ2のおもしろさがある。川崎Fはきっちりとこの試合で引き分け以上の成績を残して、昇格内定となるのだろうか?

 気になるのは、ボランチの中村憲剛が出場停止処分を受けている点。何度でも書くが、今年の川崎Fをボランチのポジションから支えてきたのは中村である。その攻守に渡る活躍が、今年の川崎Fの好調な成績に寄与したのは間違いないが、そんな中村の不在で懸念されるのが攻撃力の低下である。ディフェンスラインとトップとの橋渡し役をこなしていた中村の不在によって、川崎Fは中盤を省略したおおざっぱな試合展開を覚悟する必要があるかもしれない。

 ちなみに、ディフェンスの伊藤宏樹も中村と同じく出場停止を受けているが、こちらは急成長しつつある佐原秀樹の存在もあり、損失は最小限度になるのではないかと考えられる。

 その一方で山形のFW陣も侮れない。我那覇和樹と得点ランキングを争う大島秀夫はもちろん、先日山形へと移籍したばかりの梅田直哉の存在が気になるところだ。伊藤抜きの川崎Fの最終ラインに対して、山形が札幌戦で見せたようなロングボールをこのツインタワーに集めたときに、状況がどのように変化するのか気になるところ。

 ちなみに山形は、両サイドにスペシャリストを配しており、クロスボールの精度が高くなっている。ターゲットはもちろん大島、梅田という長身FW。必然的に川崎Fはクロス対応が重要になってくるが、これまでも書いてきたとおり川崎Fの中央での固さは並大抵のものではない。逆に言うと、川崎Fのゴール前での死闘が期待されるところだ。

 引き分け以上で自力昇格(内定)が決まる川崎Fが、どのような戦いを繰り広げるのか。レギュラーメンバーでチームを編成できない中、泥臭いサッカーを展開する可能性があるという事も含めて、試合内容に注目したい。

 川崎Fが、等々力を埋め尽くすであろうサポーターの前で昇格圏内を確実にするのか。3年前の思いも含めて非常に楽しみな一戦となった。

以上

2004.9.21 Reported by 江藤高志



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