9月23日(木) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第6節
F東京 1 - 0 浦和 (19:04/味スタ/41,469人)
得点者:'52 ルーカス(F東京)
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F東京が1-0と浦和を下し、浦和の開幕からの連勝は5でストップした。開幕から5戦連続で3得点以上奪っていた浦和だが、この日は自慢の攻撃陣が不発。今季出場16試合で19ゴールを挙げている得点王エメルソンも、わずかシュート3本でノーゴールに終わった。
過去1分け2敗とF東京とのアウェイ戦を苦手にしている浦和。MF山瀬をケガで、DFアルパイを出場停止で欠いたこの日は、システムをこれまでの3-4-1-2から3-4-3に変更。前線にはエメルソン、永井とともに三都主が起用され、田中達はベンチスタート。中盤は右から山田、鈴木、長谷部、平川と並び、3バックには内舘、闘莉王、ネネ。ゴールマウスには3戦連続で山岸が入った。そして、父ヴェルナーさんの死去で帰国したブッフバルト監督に代わっては、エンゲルス・コーチが指揮をとった。
立ち上がりから、F東京の鋭い出足に苦しめられ、なかなかリズムを掴み切れない浦和。エンゲルス・コーチは「そんなことはなかった」と否定したが、左ウィングに入った三都主は、なぜか中央よりのポジション取りで、エメルソンとかぶり気味。攻撃の幅を狭める起因となった。そして、両サイドの山田と平川は、F東京の馬場と戸田の縦への飛び出しをケアしてか、前への意識が鈍い。好調浦和を支えてきたボランチの鈴木と長谷部も、この日はF東京のダブルボランチ、三浦と今野にミッドフィールドでの主役の座を奪われた。
「ディフェンスでいっぱいいっぱいだった。もっと攻めたかったが、相手のカウンターを意識し過ぎてしまった」と語ったのは、F東京の右サイド、戸田のスピードに手を焼いた平川。ボランチの鈴木は「今日は相手がよかったと思う。アウェイということもあって、(F東京が)ガンガン来ることは分かっていた。しっかりとうちを研究していた感じ。いいところを消されてしまった」と振り返った。
35分、中盤でボールを持った三都主が右サイドの山田へロングフィード。ペナルティエリア付近でボールを受けた山田は、切り返して左足シュート。この日、浦和最大のチャンスだった。しかし、わずかにDFジャーンの頭に当たったボールは、惜しくもゴールポストを直撃した。「山田のシュートが入っていれば、また違った展開になっていたと思う」(エンゲルス・コーチ)。
後半、「0-1とリードされてからは勝負だと思い、DF(内舘)を下げてFW(田中達)を投入した」(エンゲルス・コーチ)。しかし、エメルソン、三都主、永井と前線に選手がいるなか、田中達に残されたスペースはなく、持ち味は発揮されず。32分間の出場もシュートはなかった。
対するF東京は、いつもどおりの4-2-3-1。1トップには近藤祐が入り、トップ下にはケリー。右に戸田、左に馬場と入った。そして、ディフェンスラインには右から加地、ジャーン、茂庭、金沢と並んだ。
この試合前まで浦和は公式戦9連勝中。「いろいろ調べてみると、最初に勝利を与えてしまったのが、ファーストステージ最終戦の、うちとの試合だった。だから、それをなんとか止めたかった」と原監督。その言葉どおり、F東京は立ち上がりから積極的な戦いを見せ、浦和とがっぷり四つに組んだ。
そして、迎えた52分。「ケガで随分と休んでいて、気持ちも入っていたのでやってくれると思った」(原監督)という、代わって入ったばかりのルーカスが馬場の右CKにヘッドで合わせて、決勝ゴールを挙げた。
ただ、この日のF東京の勝因は、浦和にサッカーをやらせなかったこと。守備の要・茂庭はエメルソンを完封したことについて「1対1の場面を作らないように、必ず目を離さないように注意していた」と説明し、右サイドDF加地は「FWからDFまで、コンパクトなラインを保つことができたのが、今日のいちばんの勝因。それで、相手の攻撃を抑えることができた。(エメルソンに対して)抜かれて当たり前という気持ちで、カバーリングを徹底した」と振り返った。
この結果、6位F東京と首位浦和の勝ち点差は5と縮まった。J1は第6節を終えて、勝ち点5差に6チームがひしめく大混戦の様相を呈してきた。
以上
2004.09.24 Reported by スポマガ WORLD SOCCER
J’s GOALニュース
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