AFCユース選手権大会 マレーシア2004
9月25日(土)18:00 キックオフ(現地時間)/Stadium Larkin(Johor Bahru)
U19日本代表 vs ネパール代表
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いよいよ初戦ネパール戦前日。U-19日本代表は試合会場となるラーキンスタジアムで最終調整をおこなった。このスタジアムは1997年日本代表がフランスワールドカップ出場を決めたいわゆる「ジョホールバルの奇跡」の地。日本にとって忘れることのできないスタジアムだ。
すでに7年も前となる出来事なのだが、U-19日本代表イレブンの大半は当時中学一年生。「夜中に起きてみてました」(平山相太:筑波大)という選手もいれば「ハイライトでしかみたことない」(カレン・ロバート:磐田)という選手もいる。彼等にとってはあの出来事は子供時代の記憶のひとつ。その地でプレーできることは案外意義深いものらしく岡野のVゴールはどちらのサイドだったかを確認する選手もいた。
初戦の相手はネパール。A代表のFIFAランクでも175位(日本は18位)と格下のネパール相手の初戦。シェム・タパ監督も「勝ったらビッグサプライズだ。日本はアジア最強。」と日本の優位をすでに認めている。
それだけに何が何でも勝利をものにしたいところだが案外冷静なのがこのチームの特徴。この日、フォーメーション練習の際、平山とともに2トップの一角に入ったカレンでさえ「まだ先発かはわからない。何があるか分からないしね」と笑いながら記者陣をはぐらかすふりをしつつも冷静に気を引き締める。
第二の黄金世代、初のアジアユース制覇などと騒がれつつも意外に冷静なのには理由がある。先に日本で行われたU-17アジア選手権での日本代表の敗戦だ。彼等もまた優勝候補と騒がれながら予選であっけなく破れている。「まだこのチームで本気の真剣勝負をしたことがないから本当の実力がはかれない」と言ったのはボランチで先発が濃厚な小林祐三(柏)。「トゥーロンにも真剣勝負でといって臨んだが、メンバーも固定でなかったしテストの意味合いが強かったと思う。ほんとに勝ちにいかなきゃいけないのは今回が初めて。だから逆にここでどれだけできるか」と、冷静に分析。下馬評の高さ、周囲の騒がしさを認識しつつも本当の実力を今までの試合では量りきれていないことをしっかり理解している。その上で小林は続けた。「80%とか、120%でなく100%を出したい」と。
「U-17みたいにやりにくさもあるとは思うが、気持ちを全面にだしたい」とはトップしたで先発が見込まれる兵藤慎剛(早稲田大)のコメント。先のSBS杯の際「兵藤に頼り過ぎてる」と大熊監督にいわしめたほどの中盤における攻撃の要。平山が2トップの一角をなすであろう初戦、長年培ったコンビネーションを考えても、また梶山が左ひざ半月板損傷で大会不参加となったことを考えても、兵藤のチームと言えるような試合展開が想像される。その兵藤は「自分達の代で5大会連続のワールドユース出場を途切れさせるのはイヤ。簡単じゃないことはわかるが、自覚をもってやりたい」。明日の試合に向け気持ちの整理はついている。
「いい意味でセイフティにいきたい。使命感を持ちつつも冷静に」と大熊監督。選手も監督も気持ちはひとつ。まずは初戦の勝利。それがなければ何も始まらない。そしてそこから全てがはじまるのだ。
以上
2004.09.24 Reported by 了戒美子
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