11月7日(日)J1-2nd 第12節 磐田 vs C大阪(15:30KICK OFF/ヤマハ)
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ようやく復調の兆しが見え始めた磐田が、残留争いで尻に火がついてきたC大阪をヤマハスタジアムに迎える一戦。両チームとも、ここでの1勝が持つ意味は非常に大きく、消化試合という雰囲気は一切ない。
ホームの磐田のほうは、10節新潟戦、11節東京V戦とセカンドステージ初の連勝を果たし、順位も8節終了時の最下位から10位まで上げてきた。この試合の後から指揮官が山本昌邦監督に交代することが決まっていることもあり、チームの雰囲気もかなりリフレッシュしてきた。その立て役者が、9節F東京戦でリーグ初出場を果たし、新潟戦で初先発・初得点、東京V戦でも2アシストと大活躍している太田吉彰だ。
太田がチームにもたらしたものは、単にゴールやアシストという数字に表われる結果だけでなく、チームの空気を一気に変えたこと。彼の失敗を恐れない思いきりの良いプレーやガムシャラな頑張りが、他の若手選手たちに「あれでいいんだ」という開き直りを与えたのだ。これまで磐田は、若手の伸び悩みがつねに指摘され、それが若手選手に対するプレッシャーにもなっていた。それが、太田の思いきりの良さが他の選手にも伝染し、大きく活性化。それぞれ自分の持ち味を強くアピールし、前節では西野のリーグ戦初ゴールも生まれた。
また、それにともなって中軸のベテラン選手たちも、若い選手の頑張りを裏からしっかりとサポートし、試合をコントロールするという働きで輝きを放っている。とくに東京V戦では、若手の活きの良さとベテランの豊かな経験がうまく融合するという、磐田が目指す形が見え始めたことが大きい。鈴木監督が指揮を執る最後のゲームで、山本監督に良い形でバトンタッチするためにも、ぜひ今の良いイメージを維持しつつ結果を残したいゲームと言える。
対するC大阪は、現在J1年間順位で最下位。15位の柏とは勝ち点3、14位の清水とは勝ち点8の差がついている。J2で3位のチームとの入れ替え戦があるとはいえ、まさに崖っぷちに立っていることは間違いない。ここまでのセカンドステージの戦いを振り返ってみると、無得点に終わったのは前節の浦和戦のみ。総得点18は、17得点の磐田に勝り、残留争いの渦中にある柏や清水、大分といったチームを大きく上回る。得点力は十分にある。しかし、失点29はダントツのワースト1。点の取り合いになるサッカーが、残留争いをするチームに適しているとは思えない。おまけに今節は、セカンドステージだけで7得点を稼ぎ出している大久保が、前節での退場により出場停止。
こうなると、この試合ではまず失点をしないことが大切になるだろう。「ここ何試合かの負けゲームは、個人の決定的なミスからやられている」と小林監督が指摘するように、ミスからの失点をなくすことが第一だ。とくに相手に先制を許すと、選手たちが冷静さを失う可能性があり、逆に経験豊富な磐田に余裕が生まれるため、それだけは何としても避けたいところだろう。
現状では勝ち点1を取るだけでも価値があるC大阪に対して、勝ち点3がぜひ欲しい磐田。したがって、磐田がC大阪の守りをこじ開けて点を取れるかどうか、逆にC大阪はきっちり守って相手の焦りを引き出し、勝利をつかむゴールにつなげられるかどうか。展開によっては点の取り合いになる可能性もあるだろうが、いずれにしても、どちらかに最初のゴールが生まれるまでの緊張感のある戦いが楽しみなゲームと言えそうだ。
以上
2004.11.06 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
一覧へ【J1-2nd:第12節 磐田 vs C大阪 プレビュー】復調の兆しが見え始めた磐田。残留に向け負けられないC大阪。勝利をつかむのは?(04.11.07)
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