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【2004 J1・J2入れ替え戦:福岡 vs 柏】アビスパ福岡前日レポート(04.12.03)

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12月4日(土) J1・J2入替戦 福岡 vs 柏(13:00KICK OFF/博多球)
2004J1・J2入れ替え戦-Jリーグ公式戦初! NET LIVE中継特設コーナー
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 4年ぶりのJ1復帰がかかるとあって、福岡の練習場がある雁の巣レクリェーションセンターには、朝早くから報道陣が詰め掛けた。TV、新聞社、雑誌、フリーランス。福岡に拠点を置く殆どのメディアが集まり、明日に控えた大一番に対する注目の高さが窺えた。「こんなに大勢のメディアが集まるのは初めて。いつも取材に来てくれればいいのに」とは練習を見学に来たファンの言葉。いずれにせよ、練習場は緊張感に包まれた。

 しかし、そんな喧騒も選手たちにはどこ吹く風。リラックスした表情で最後の調整を行った。ベンチ入りが予想される16人で行われたトレーニングは、ウォーミングアップから始まって、3組に分かれてのワンタッチのボールゲーム、そして2組に分かれたミニゲームで終了。時間にして1時間程度の軽いトレーニングだった。余りにもあっけないトレーニングに報道陣は拍子抜けした様子だったが、「今日はいい感じで明日に向けて上がることが大切。選手たちはいい感じで上がってくれたんじゃないか」と松田監督。選手たちの表情には全てを整え終えた充実感があふれていた。

「入替戦という感じではなく、シーズンが45節、46節と続くと思っている」。トレーニング終了後、取材に応じた山形は、いつものセリフを繰り返した。入替戦に対する気負いは全くなく、しかし、目の前の試合に全てを賭けて勝利を目指すという強い気持ちに変わりはない。こちらが驚いてしまうほど平常心を保っている。そんな山形に明日の試合のポイントを尋ねると、こう答えが返ってきた。「いつも通りに戦うだけ。自分たちのベースは変わらない。相手に関係なく自分たちのサッカーを信じることが勝利につながる。自分たちを信じて100%の力を出し切るだけ」。これも、いつも通りの言葉だった。

 いまやすっかり時の人になった感のある有光も、いつもと同じ言葉を繰り返す。「今の気持ちは、何回も言っているように今までと一緒。いつも通りにやります」。照れくさそうに朴訥と質問に答える姿もいつもと一緒。変わったことと言えば、試合を重ねるごとに表情に逞しさが増したこと。そして、今日の表情も昨日より確実に逞しかった。「ここにサッカーをしに戻ってきたときから、自分はまだ上にいけると信じてやってきた。明日は、これまでやってきたことが、どれだけ通用するかを証明する場。今まで通り自分を全力でぶつけたい」。静かな口調の中にも自信がちらり。明日のゴールに期待したい。

 コメントを拾おうとクールダウン中の選手を待っていた報道陣の前に千代反田が姿を現したのは約1時間後。報道陣に頭を下げてから切り出した。「明日の試合が待ち遠しい。いつものように今までやってきたことを続けるだけ。とにかく思い切りやることが大事」。彼の言葉もまた、いつもと同じだった。誰に聞いても帰ってくる同じ答え。これはチーム全員がひとつになりきっていること、そして、チーム状態に手応えを感じている証でもある。「8連勝というのは、ただ目の前の試合をしっかり取り組んできた結果。次も続けるだけ。雰囲気もリーグ戦のまま維持できている」。平常心。それは自信の表れでもある。

 もちろん、柏の実力は誰もが認めている。「相手はJ1。攻撃力はある」(山形)。「攻撃のタレントはそろっている。厳しい試合になる」(有光)。「玉田だけを抑えてもダメ。他の選手もレベルは高い」(千代反田)。相手の力を冷静に把握し、その上で、自分たちが追求してきたサッカーを信じる強い気持ちも持つ。相手を尊敬し、謙虚に、しかし自分たちのサッカーを自信を持ってぶつける。選手たちはそんな精神状態にあるようだ。一見、リラックスしているように見えるが、それは、全てをやりつくしたという満足感から来るものだろう。

 そんな選手たちを松田監督は次のように語る。「チャンスは目の前にある。ここまでの道のりは簡単ではなかったが、チームがこういう状況になるためには当たり前に通らなければいけない道だった。いま、J1でプレーしたいという気持ちが選手たちに見えている。それが8連勝の原動力。いい歴史を作れればとポジティブな気持ちで取り組んでくれている」。そして大一番への意気込みを次のように語った。「基本的には、ここまで練習してきたプレーを出してくれればいいと思う。自分たちのサッカーを出してくれることが大事。どんな形でも勝って終わる試合を見せたい」。

 チケット発売枚数は約20,000枚。博多の森の熱狂は選手たちを強く後押しするはずだ。フロント、チーム、サポーターとともに辿り着いた最後の扉。福岡は一丸となって戦いに挑む。「福岡のみんなと一緒に戦っているという気持ちがする。みんながチームと一緒に戦ってくれる気持ちが伝わってくる。ゴールを決めたい」(有光)。決戦は12月4日13:00にキックオフ。彼らの活躍に期待したい。

以上

2004.12.03 Reported by 中倉一志
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