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【2004 J1・J2入れ替え戦:福岡 vs 柏 プレビュー】キーワードは平常心。いつものサッカーでJ1昇格を目指す(04.12.03)

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12月4日(土) J1・J2入替戦 福岡 vs 柏(13:00KICK OFF/博多球)
2004J1・J2入れ替え戦-Jリーグ公式戦初! NET LIVE中継特設コーナー

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 最終戦の山形との直接対決という大一番を制して入替戦への出場権を手にした福岡。しかし、入替戦に備えてトレーニングに励む選手たちの表情は普段と全く変わらない。正確に言えば、山形との試合を終えたあとも、ミックスゾーンに出てきた彼らは喜ぶわけでもなく、いつものリーグ戦のように淡々と試合を振り返った。チーム史上初の8連勝を記録したことも、崖っぷちから生還したことも、彼らにとっては過去のこと。頭の中は既に次の1戦に切り替わっていた。

 これが福岡を支えている強さの秘密だ。大事なことは常に目の前の1戦。その試合を勝つことだけに全てを集中して戦い、その結果、次の1戦を戦う権利を掴む。そして、試合が終われば勝利に浮かれることなく、その直後から、最も大事な次の試合に向けて精神面をコントロールする。これを繰り返して福岡は8つの勝ち星を重ねてきた。「リーグ戦の延長として、あと2試合を戦うことが一番大事なこと」(松田監督)。それは入替戦出場権を手にした今も変わらない。

 J1の座を賭けて戦う相手は柏レイソル。J1で最下位に甘んじたとはいえ、アジアカップで大ブレイクした玉田をはじめ、得点能力のある選手が顔を揃える。しかし、選手たちに相手を気にする素振りはない。「気持ちとしては、これまでと同じ。今の状況を続けるだけ」(千代反田)。「入替戦を意識せずに今までやってきたことを続けていくだけ」(有光)。誰に聞いても同じ答えしか返ってこない。「相手がどうであっても関係ない。コントロールできるのは自分たちだけ」という松田イズムが徹底されている証拠だ。

 もちろん、入替戦に向けて修正すべきところはある。「山形戦では相手の攻撃を受け止める組織が少しずつポジションがおかしいところがあった。組織としての守備のポジショニングを修正すべきところがある」(松田監督)。相手にリズムがあるときに組織で凌いで無失点に抑えるのが福岡の戦い方のベース。自分たちのスタイルを生かすためにも守備面の整備は怠れない要素だ。僅かな隙を個の力で突いてくるのがJ1のチーム。隙を作らず、組織で対抗する自分たちのスタイルの確認にチームは余念がない。

 さて、大事な1戦に向けてのポイントについて、松田監督は次のように語る。「平常心が最も大事。自分たちのサッカーを表現できるかどうかが一番大事なことだが、そのベースになるのはメンタル的なところ」。この点についても選手たちは上手くコントロールできているようだ。程よい緊張感と、普段と変わらぬリラックスした表情。そして目標をしっかりと捉えた精悍な目。決して気負わず、しかし、戦う気持ちをしっかりと高揚させる。これも8つの勝ち星を続ける中で選手たちが手に入れたものだ。

 そんな選手たちの最後の戦いに福岡の町は大いに沸いている。1日には、博多の森を満員にしようと、フロント、スタッフ、後援会、サポーターの有志など約50人が街頭キャンペーンを行った。発売されたチケットは既に18000枚を突破。「J2ではやりたくない。その気持ちをぶつけて、最高の形でJ1昇格を決めたい」(水谷)という選手たちを最高の形でサポートする構えだ。そして、「大勢の人たちに見に来てもらって、その前で試合が出来る。J1に上がってファンの人たちと一緒に喜びたい。ゴールをファンの人たちにささげる」(有光)、「ホームでファンの後押しを受けて第1戦をものにして入替戦全体を有利に戦いたい」(松田監督)と、チームもサポーターとともに戦う気持ちを見せる。フロント、チーム、そしてサポーターが一体となったいつものスタイルで、福岡はJ1昇格への最後の関門に挑む。

以上

2004.12.3 Reported by 中倉一志
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