○12月4日(土) 14:00KICK OFF/新潟ス
ジーコジャパン ドリームチーム vs アルビレックス新潟
○テレビ放送予定 12月4日(土)14:00〜 NHK総合(生放送)
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チャリティーマッチとはいえ、勝負は勝負。新潟はジーコジャパンドリームチームを相手に必勝を期す。登録18選手は主力組が中心だ。ドリームチームに選ばれた新潟のキャプテン、山口素弘も「絶対に勝つ」と受けて立つ構えだ。
新潟の旺盛な闘争心は、リーグ戦が終了しても変わらない。試合前日の練習はフォーメーション、セットプレーの確認と、スタッフと選手がすべて入りまじって行う「リラックスゲーム」で終了。シーズン中と同じメニューだ。
「相手は3バックで来るのかな。だったら弱点をつけるような試合をしたい」。反町康治監督の言葉も勝利を十分に意識したもの。登録メンバーは上野優作、桑原裕義、寺川能人らが抜けたものの、ほぼ主力。ブラジル人選手は4人すべてベンチ入り。解雇通告を受けた秋葉忠宏、深澤仁博、阿部敏之、栗原圭介も登録された。全員、現役続行を希望している。セレクション前に刺激を受けるには丁度いい。
リーグ戦で、ジーコ監督が新潟スタジアムに視察に来たことはなかった。新潟には現役の日本代表はいない。来年のW杯アジア最終予選に備え、「新潟の選手がジーコ監督の頭の片隅に残るような試合にしたい」(反町監督)と言うのは本音だ。
すでにオフに入り、気が緩んでもおかしくない時期での試合。反町監督はそれを否定する。「お客さんはお金を払って見に来てくれる。喜んでもらうには真剣にやるしかない」。そして「一生懸命やるのが最大のサービス」と言い切る。
新潟県中越地震復興のためのチャリティー。背負うものは大きい。震災直後、反町監督は小千谷市に慰問に訪れた。救援物資を待ち望む人々と直接触れあい、あらためて被害の大きさを感じた。「我々の試合が明るい話題になればいい」。シーズン中、何度もこう繰り返した。今回の試合は、被災地の人たちのために行う試合。そうなれば、勝って明るい話題を提供しようというのは自然な流れだった。
選手も同じ意識を持っている。先月30日、新潟の選手会は9グループに分かれ、小千谷市、長岡市、魚沼市、十日町市の被災地の小学校を訪問した。チーム屈指の人気者、GK野澤洋輔は山口、深澤とともに魚沼市の宇賀地小学校を訪れた。サッカー教室を開いた後、給食をともにした。「テレビ中継がありますよね。あの子たちも見てくれるだろうから、絶対に勝ちますよ」。子どもたちに全力で戦う姿を見せることを約束した。
もう一つの楽しみある。「山口さんには点を取らせないですよ」と野澤。新潟から唯一ドリームチームに選ばれた山口とはプライベートでも仲がいい。だからこそ、意識もする。「もしかしたらリーグ戦よりも気合いが入るかも。今までやってきた中で、いちばん楽しみな試合」。
果たし状を受けた形の山口も「野澤から2点取る」と宣言し、「新潟はいちばん勝ちたい相手」と、気持ちを前面に出す。被災者への思いやりはチームメートと同じ。私生活でも子煩悩なだけに、被災地で触れあった子どもたちの笑顔が強く印象に残っている。
山口を含めたドリームチームは、この日の午前中、被災地を訪れた。川口町の田麦山小学校を訪れた中山雅史は「いろいろな事情があって大変だと思いますが、心から復興を祈っています」とあいさつ。そして「このフレンドリーマッチを通して、ジーコ監督にアピールしたい」と、こちらも徐々に本気モードだ。
午後5時から行われたドリームチームの練習後、ジーコ監督は話した。「今持っているすべてを出したい。全力で戦わなければ感動を与えられない」。反町監督と同じ意気込みを見せた。真摯にボールを追う。フェアプレーの精神そのものが、なによりも被災者を勇気づける。
以上
2004.12.2 Reported by 斎藤慎一郎
J’s GOALニュース
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