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【新潟県中越地震復興支援チャリティーマッチ がんばれ新潟!】ジーコジャパン ドリームチーム vs アルビレックス新潟 レポート:観衆へ、被災地へ思いは伝えた。全力でぶつかりあった末のスコアレスドロー(04.12.04)

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12月4日(土) 14:00KICK OFF/新潟ス
ジーコジャパン ドリームチーム 0-0 アルビレックス新潟
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 新潟スタジアムは当然のように満員だった。4万167人の前で披露されたのは手抜きなしのプレーだった。「価値のあるドロー」(反町康治監督)、「一瞬でも感動を与えられたはず」(ジーコ監督)と両チームの指揮官はそれぞれ満足感を言葉にした。
 シュート数は新潟が14本、ドリームチームが13本。コーナーキックは5本ずつと、チャンスをつくったのはほぼ同じ。守備でも新潟が三浦知良の突破を数人がかりで止めれば、ドリームチームでは新潟から選出されている山口が、中盤で絶妙なパスカットをみせるなど、緊迫したシーンが続いた。

 新潟は先月30日に選手会全員で被災地を訪問した。ドリームチームは試合前日の3日に訪れた。被災者のための試合。両チームともその重みはわかっている。新潟のキャプテンを務めた丸山良明は「被災地で触れ合った子どもたちの笑顔を思い出しながらプレーしました」、中山雅史は「プレーを見てもらうことで勇気付けられたと思う」。それぞれ被災地での体験を心にとめてピッチに立っていた。

 新潟にとっては惜別の試合てもあった。今季限りで退団する阿部敏之、栗原圭介、秋葉忠宏、深澤仁博が出場。阿部はスルーパスでチャンスをつくり、栗原はFKでゴールを脅かした。ボランチとして新潟の攻守を仕切った秋葉、ドリブルで何度もゴールら迫った深澤。それぞれが持ち味を出した。
 秋葉は6シーズン在籍。J2で190試合に出場するなど、新潟の顔だった。2001年の新潟スタジアムのこけら落としのときはキャプテンだった。4年半在籍した深澤は試合後半から出場し、チャンスメークをしてはスタンドを沸かせた。試合後、スタジアムを一周する2人には大きな声がかけられた。「こういうふうに送り出されるのは本当に幸せ」(秋葉)、「新潟のファンには感謝しています」(深澤)と話すと同時に、「来季は違うチームで活躍して、恩返ししたい」と気持ちを新たにしていた。

 収穫もあった。試合後の記者会見、ジーコ監督は言った。「鈴木慎吾には驚いた。タテへの突破がすばらしい」。この評価を聞いた鈴木慎は「自己表現をしようと思っていた。ジーコが名前を挙げてくれたということは、それができたのだと思う」と話した。新潟に現役の日本代表はいない。チームの攻撃の要が、アピールに成功した。

 感動、感傷、そして成果。たくさんの要素を残して、新潟スタジアムでのビッグゲームは幕を閉じた。最大の収穫は「被災地、被災者のために」という思いで選手と観客が1つになったことだった。

以上

2004.12.4 Reported by 斎藤慎一郎
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