12月5日(日)2004サントリーチャンピオンシップ第1戦
横浜FM vs 浦和(19:00KICK OFF/横浜国)
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今回のサントリーチャンピオンシップについて、「浦和の攻撃を、横浜FMがいかに封じるか」という見方が多い。横浜FMの伝統的な堅守と守備的なポジションに代表選手(U−23代表も含め)が多いということ(他国の代表も含めると攻撃的ポジションにも多いが、今回の試合には出られないようだ)、そして今季の浦和の得点力、特に2ndステージの得点(40)は16チームの中で最多だということを考えれば、それもうなずけないことはない。
だが、それには惑わされない。だって、それじゃ浦和が攻めっぱなしで、横浜FMが守りっぱなしみたいじゃないか。野球じゃないんだ。浦和の選手も監督も、誰もそうは考えていない。
「浦和の攻撃をしのいで横浜FMが仕掛けてくる攻撃を、いかに防ぐか」。こちらの見方が正解だろう。数字的にも2ndステージだけ見れば浦和の失点は15、こちらは16チーム最少だ。しかし、その失点シーンを思い出すと、取られるときには、わりとあっさり取られているものが多い。試合中はゴール前に人数をかけて守るやり方ではないので、そうなってしまうことは仕方がない。決定的な形を作られたら、GKやDFの超人的なセーブに期待するしかない。いかに危ない場面を作らせないか、つまりは浦和がいかに中盤より前で横浜FMの攻撃をつぶすか。それがカギだろう。
FW永井は言う。「向こうだって守備のことだけ考えてるはずがないでしょう。うちがずっと攻めることができるとも思わない。向こうが長いボールを蹴ってくるにせよ、つないでくるにせよ、まず前から守って、いい形ではやらせないことが大事ですよね。それがうちのディフェンスです」
そう。今季の浦和の、特に2ndステージの失点の少なさは、ボールを取られたときに前線からプレッシャーをかけて相手の攻撃の起点をつぶす。それが要因だが、サントリーチャンピオンシップでは一度でもそれを怠ると命取りになりかねない。
横浜FMとは2ndステージの第9節で対戦し、0−0の引き分け。見ごたえのあるスコアレスドローの見本みたいな試合だったが、そこで横浜FM・岡田監督は「これならば、なんとかなる」と浦和攻略の手ごたえをつかんだに違いない。浦和の攻撃を封じることはできた。ボールを奪えたときに、いい形で攻守の切り替えができれば点は取れる、と。
勝負は浦和の攻撃が切れたときだ。そのときボールがどこにあるか、横浜FMの陣形がどうなっているか。浦和のFW陣はボールの出どころをしっかり抑えにいっているか。浦和のMFは中盤で目を光らせているか。
もちろん浦和の攻撃陣は注目の的だ。得点王エメルソンは「コンディションは100%だ。調子がいい。モチベーションも高まっている」と相手チームが震えるようなことを言っている。田中達也は「チームが勝つために何ができるか考えながらプレーしたい」と、自分の得点だけでなくアシストにも意欲を燃やす。だが要チェックは守備的MFまたはトップ下で使われそうな長谷部の一言。
「2ndステージの対戦のときは、うちのFWがつぶされてしまっていた。自分も含めて遠目からシュートを撃たないといけなかった」。
「浦和の攻撃にどう対処すればいいか、どのチームもわかってきたからサントリーチャンピオンシップでは横浜FM有利」と書いていた評論家がいたが、「浦和対策」を取られることをわかっていて何もしないブッフバルト監督ではない。2ndステージ第12節では先制して守りを固める清水に対して、守備的MF酒井のロングシュートが同点弾になった。得点者の顔ぶれは浦和の方が多彩のはず。
両ステージ覇者の対戦というだけでなく、年間総合勝ち点でも1位と2位。今季の対戦成績は2戦2分け(リーグ戦)。力の差はほとんどない2チームが、この試合のためだけに準備をしてきた。キックオフを待たずにあれやこれや言っても仕方がない。試合前の時点でわずかに浦和のアドバンテージとして挙げられることは、今季、ヤマザキナビスコカップの準々決勝では3−2で勝っていること(浦和のホーム)。
そして横浜国際総合競技場に押し寄せるはずの浦和サポーターの多さと熱さだろう。
以上
2004.12.4 Reported by 清尾 淳
J’s GOALニュース
一覧へ【2004サントリーチャンピオンシップ第1戦 横浜FM vs 浦和 プレビュー】好調の攻撃陣は意欲も十分。注目は、2ndステージ最少失点の浦和の守備。(04.12.04)















