12月5日(日)2004サントリーチャンピオンシップ第1戦
横浜FM vs 浦和(19:00KICK OFF/横浜国)
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久保竜彦、安貞桓、柳想鐵、遠藤彰弘…。横浜F・マリノスのキーマンともいえる選手たちを立て続けに負傷で欠き、選手のやりくりに頭を痛める岡田武史監督。日本サッカー界屈指の知将は「2年連続年間王者」のかかるこのビッグマッチに、果たしてどんな戦略を練ってくるのだろうか……。
横浜FMと浦和との間で2004年Jリーグ年間チャンピオンを決める「2004サントリーチャンピオンシップ」がいよいよ明日5日、19:00にキックオフされる。この2年間はジュビロ磐田と横浜FMが年間完全優勝を達成。サントリーチャンピオンシップが開催されることはなかったが、今回は久しぶりにこの大会が復活する。しかもJ1は2005年シーズンから18チームに拡大し、1シーズン制に移行するため、サントリーチャンピオンシップも今回がラストとなる。
第1戦の会場は1stステージ王者である横浜のホーム・横浜国際総合競技場。2002年ワールドカップ決勝も行われた、約7万人という日本最大の収容力を誇るスタジアムは、この大一番にふさわしい舞台といえる。
本拠地での初戦だけに、横浜FMとしては先手を取ってJリーグステージ初制覇をハたした浦和にプレッシャーをかけたいところ。だが無情にも、今の彼らは満身創痍の状況だ。エース久保は腰痛で復帰のメドが立たず、点取屋の安貞桓も先月17日の2006年ドイツワールドカップアジア1次予選・モルジブ戦(ソウル)で右足首を骨折。サントリーチャンピオンシップを棒に振ってしまった。柳想鐵も先週、左太もも肉離れで全治3週間という診断を受けた。すでに練習には合流しているものの、第1戦メンバーからは外れた。そして伝統ある横浜FMのエースナンバー10を背負う遠藤彰弘も28日の東京V戦で左太ももを肉離れしてしまった。今や外国人選手は左のスペシャリスト・ドゥトラただ1人。非常に厳しい戦力で重要なゲームに挑まなければならないのだ。
そんな苦境を打開しようと、岡田監督は今週、関東近郊でミニ合宿を実施した。そこで指揮官は「エメルソン」という名前を繰り返し叫んだという。ご存知の通り、エメルソンは今季27得点を挙げ、得点王をとった浦和のスーパーストライカー。岡田監督が札幌で指揮を執っていた時の教え子でもある。このブラジル人FWを封じない限り、浦和の圧倒的攻撃力は絶対に止められない。
横浜FMの基本システムは3−5−2。ディフェンスラインを担うのは、松田直樹、中澤佑二、那須大亮もしくは河合竜二になると見られる。3トップの浦和とは数的同数。まさに「個人対個人」のぶつかり合いになるわけだ。エメルソンと対峙するのは、位置的に見ると松田だろう。彼の身体能力は日本人レベルをはるかに超えている。2002年ワールドカップ以降は好不調の波が激しかったが、先月の日本代表対シンガポール戦では闘志あふれるプレーを連発するなど、確実に彼は前進している。その松田がエメルソンをキッチリ止め、中澤が田中達也を、那須か河合が永井雄一郎をストップすれば、浦和といえどもそうそうゴールを奪うことはできないはずだ。
彼ら3人の堅守をベースに、1人でリズムの変化をつけられる奥大介、スピードあるFW坂田大輔と清水範久にいい形でボールをつなげれば、決定的チャンスを作ることも十分可能だ。田中隼磨、ドゥトラの両アウトサイドも好調なだけに、攻撃の起点になれるだろう。横浜FMとしては、ヤマザキナビスコカップ決勝で浦和に守り勝ったF東京のサッカーを参考にしつつ、より鋭く攻守の切り替えの速い攻撃を仕掛けたい。03年1stステージから3ステージ連続優勝という前人未到の快挙を成し遂げた知将・岡田監督なら、このあたりの戦略はすでに、きちんと選手たちに伝えているはずだ。もしかすると、セットプレーなどで、我々をあっと驚かせる秘策を見せてくれる可能性もある。いずれにせよ、岡田采配からは目が離せない。
サントリーチャンピオンシップ全体の結果を左右する第1戦の予想スタメンは、GK榎本達也、DF中澤、松田、那須、ボランチ・上野良治、中西永輔、右サイド・田中隼磨、左サイド・ドゥトラ、トップ下・奥、FW坂田、清水。那須の位置に河合が入り、ボランチに那須と中西が並ぶ形も考えられるが、岡田監督は「明日の朝のひらめきで決める」と笑顔を見せた。
誰が出るにせよ、横浜FMはJリーグ発足前からの名門クラブ。進境著しい浦和に対して、「選手層の厚さ」と「経験」を見せつけてもらいたいものだ。
以上
2004.12.4 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
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