12月11日(土)2004サントリーチャンピオンシップ第2戦
浦和 vs 横浜FM(19:30KICK OFF/埼玉)
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サントリーチャンピオンシップ第2戦の切り札になるはずだった柳想鐵、遠藤彰弘の左太もも肉離れが治らず、大舞台への復帰が絶望的になってしまった横浜F・マリノス。第1戦勝利の立役者である河合竜二、中西永輔もそれぞれ右内転筋、右わき腹を痛めている。それでも「あと1試合、死ぬ気でやりたい」と河合が言うように、彼らは気力と集中力で第1戦勝利のアドバンテージを守るつもりだ。
2004年Jリーグ年間王者の決まるビッグマッチがいよいよ明日11日に迫った。決戦の地は埼玉スタジアム、キックオフは19時30分。初戦を落としている浦和レッズの本拠地だけに、スタンドは真っ赤に染まるに違いない。横浜FMはかつてない完全アウェー状態の中、最終決戦に挑むことになる。
5日の第1戦は周知の通り、知将・岡田武史監督率いる横浜FMが1−0で快勝した。彼らの意思統一されたサッカーはまさに圧巻だった。松田直樹、中澤佑二、河合竜二の3バックがエメルソン、田中達也、永井雄一郎の超攻撃3トップに全く仕事をさせず、中西永輔、上野良治の両ボランチも下がってきたエメルソンらを挟み、体を張ってボールを奪った。両サイドの田中隼磨、ドゥトラも献身的に守備に参加。相手のサイド攻撃を止めた。そしてトップ下・奥大介は最終ラインからのロングボールを確実にキープしてタメを作り、坂田大輔と清水範久は自慢のスピードで前線をかき回した。セットプレーからの河合の決勝点も高さと連係が際立っていた。
そんな完璧な勝利から1週間。横浜FMは先週と同じように非公開練習を続け、年間王者獲得への意識をより一層高めた。岡田監督は「まだ前半戦が終わっただけ。まだ両者ともイーブンだ。第1戦の勝利をアドバンテージだと思うな」と選手全員に強調。第1戦で出た小さな問題点をビデオに編集し、それを見せながら、事細かく修正していったという。
その1つがセットプレーの守備だ。第1戦の浦和はショートコーナーを多く使いながらゴールを狙ってきた。その際、誰がマークに行くのか、ペナルティエリア内はどう守るのかなどを練習中に徹底したようだ。
初戦を落としている浦和だけに、横浜FMゴールを思うように割れない状況が続けば、アルパイや田中マルクス闘莉王ら長身DFたちを前線に上げてロングボールを放り込んでくることも考えられる。「埼玉スタジアムだけに声が聞こえなくなる可能性もある。だからこそ最終ラインとの連係をしっかり取りたい」とGK榎本達也も語気を強めた。
「ドゥトラのところ(左サイド)でのセカンドボールにも注意したい」と田中隼磨は言う。第1戦では山田暢久、永井雄一郎がこぼれ球を拾って右サイドを突こうという意識を積極的に見せていた。ドゥトラは運動量豊富で切れ味鋭いオーバーラップを持つ左サイドだが、高さはそれほどない。それだけに浦和のハイボールの標的になりやすいのだ。その場合、河合や中西がきっちりとカバーリングに行かなければならない。この状況を想定したトレーニングも行われたようだ。
「浦和が2トップにしてくるかもしれない」と榎本は言う。3トップを封じ込まれた彼らは、スピードあるエメルソンと田中達也の2人により広いスペースを与えるため、布陣を変えてくる可能性もあり得るのだ。「我々は万が一を考えて練習している」と岡田監督は言う。指揮官は全てのシナリオを計算しながら対応策を取った。
相手をキッチリ封じれば、後は自分たちの速い攻撃を仕掛けるだけでいい。「浦和は前がかりにくるから裏があく。相手のプレスをうまく回避しながらゴールを狙いたい。次の1点がすごく大きな意味を持つことは分かっている。早く1点を取って、チームをラクにしたい」と坂田も目を輝かせている。
明日の横浜FMの予想スタメンはGK榎本、DF(右から)中澤、松田、河合、ボランチ・上野、中西、右サイド・田中隼、左サイド・ドゥトラ、トップ下・奥、FW清水、坂田。つまり第1戦と全く同じだ。中西と河合のケガは治っていないものの、「今の状態ならやれる」と平沼ドクターも太鼓判を押した。
若きストライカーの言うように、横浜FMが第2戦でも先手を取れば、3度目の年間チャンピオンはほぼ確実になる。彼らは次の1点をどうやって奪うのか。再び日本サッカー界屈指の知将の采配に注目したいものだ。
以上
2004.12.10 Reported by 元川悦子
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