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【2004サントリーチャンピオンシップ第2戦 浦和 vs 横浜FM プレビュー】攻めるしかない状況は、かえって浦和に有利? システムもメンバーもフレキシブル(04.12.10)

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12月11日(土)2004サントリーチャンピオンシップ第2戦
浦和 vs 横浜FM(19:30KICK OFF/埼玉)
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「うちはシナリオ通りいかないチームだし。負けて優勝するようなチームだよ。そんなこと意識しません」
 サントリーチャンピオンシップの第1戦で負けたチームが優勝した例は過去にない。そのデータを挙げられてFW永井が答えた。
「オウンゴールでも何でもいいから、相手のゴールに向かっていれば何か起こるでしょう」
 昨年の4月16日、日本代表初出場となったソウルでの韓国戦の終盤、相手DFに体を寄せてクリアボールを足に当て、決勝ゴールにしてしまったことを思い出す。さらに今季、永井のサイド突破と速いクロスが相手DFのオウンゴールを生んだシーンが2回ある。永井のこのセリフには裏づけがあるのだ。
 第1戦ではエメルソンの後ろに位置し、左右をかなり自由に動いた。明日は同じ役割を与えられるのか右ウイングバックに回るのか不明だが、永井が得点の起点になる可能性は高い。得意のドリブルで、何度も突破できるほど横浜FMのDFは甘くないが、今季の永井はスルーパスにクロスと、チャンスメークが多いことを考えれば、ドリブルで相手を引き付け、タイミングよくフリーの味方にパスという場面が想像できる。相手の、人数をかけたプレスを逆手に取る戦術だ。

 永井がFW的に動けば右ウイングバック、永井が右ならトップ下に入ると予想されるのがキャプテンの山田。今季は敗戦の後、選手同士の話し合いを持つなどして「連敗しない浦和」を築いてきた。
「第1戦のようにならないために、自分たちで考えている。後は試合を待つだけ」と自信ありげなコメントを残している。前回は横浜FMのドゥトラをケアするために右を任されたが、その分攻撃的にいけなかったことを悔やむ。山田に後ろの心配を軽くしてやることで攻撃的なコマが1枚増えるか。
 攻撃のコマと言えばMF長谷部。本来は攻撃的MFでトップ下に入ることもありうるが、本人いわく「チーム全体が攻撃的にやるのなら、僕がボランチに入った方がいいでしょう」。つまりどっちのポジションでも、前に出て行くことは変わらない、ということだ。第1戦でも失点の後はボランチの相棒、鈴木に守備をかなり任せて攻撃に絡んでいき、エメルソンにラストパスを送ったり、ミドルシュートを放ったりと、ゴールに絡みそうなプレーが増えた。長谷部の持ち味は守備から攻撃への切り替えの速さ。相手ボールを奪うとワンクッションおかずに、そのまま自分でチャンスを作ることが多い。厚みのある攻撃、という点でも長谷部の守備的MFは有効だ。

 3・5・2か3・4・3か。トップ下は山田か長谷部か。守備的MFには酒井が入るのか。左ウイングバックは平川かアレックスか。浦和は、相手の出方によって試合途中でシステムやメンバーを変えてもまったく問題なく対応できるように鍛えられている。これも2ndステージを戦う中で身につけた強みだ。
 また第1戦は互角の展開の中、セットプレーで決勝点を奪われた。出場停止のネネが復帰することは、セットプレーでの空中戦で大きなアドバンテージとなる。もちろん守備だけでなく攻撃においてもだ。アルパイ、闘莉王、ネネの3バックがそろって上がり、ゴールに飛び込む瞬間は迫力満点。ただし、不成功の後のカウンターには十分注意を払う必要がある。

 第1戦勝利チーム有利、というジンクスより、浦和は2ndステージ以降連敗がないという事実の方がデータとしては説得力がある。そしてアウェーで負けた後のホームで連敗を阻止してきたことを思えば、第2戦の勝算は十分すぎるほどある。1点差で勝てば延長、そしてPK戦もありうるが、GK山岸が手ぐすねをひいて待っている。
「PK戦? 大好きです。だってGKがヒーローになるチャンスじゃないですか」

 1点ビハインドで、しかもホーム。ほぼ半々だった第1戦と違って、9割が浦和サポーターで埋まるだろう。攻撃力が大の持ち味のチームが、攻めるしかない状況にある。どんな展開になるかは容易に想像がつくというものだ。

以上

2004.12.10 Reported by 清尾 淳
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