12月11日(土)2004サントリーチャンピオンシップ第2戦
浦和 vs 横浜FM(19:30KICK OFF/埼玉)
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「どう考えてもウチの方が決定力はない。チャンスの回数が同じだったら、向こうがシュートを決める確率が高い。だからまずはしっかり守るところから行かないと。『1点勝負』じゃないとウチに勝ち目なんかないよ」
前日の寒さから一転、穏やかな好天に恵まれた10日午前の横浜市内のグランド。2004年Jリーグ年間王者の決まるビッグマッチを翌日に控え、最終調整を終えた横浜FMの岡田武史監督は、大挙して集まったメディアをいつものように軽くいなした。指揮官からはプレッシャーなどまるで感じられない。それどころか「今日はいい天気だなぁと思って」と軽口を叩く余裕ぶり。選手たちも「今まで積み上げてきた自分たちのサッカーをすれば勝てる」と自信にあふれていた。第1戦勝利のアドバンテージがあるからこそ、そんな雰囲気が醸し出せるのだろう。
サントリーチャンピオンシップ第2戦が明日11日、19時30分から浦和レッズのホーム・埼玉スタジアム2002で行われる。この大一番に備え、横浜FMは午前10時から前日練習にのぞんだ。
緊張感と静けさの漂うグランドに、奥大介、松田直樹、中澤佑二ら主力たちが元気そうな様子で現れた。第1戦勝利の立役者である河合竜二、中西永輔も負傷を抱えながら全体練習に合流。岡田監督の周りに集合した後、トレーニングを開始した。先週の段階で第2戦に復帰すると見られた柳想鐵と遠藤彰弘の姿は残念ながら見られなかった。「サンチョル(柳想鐵)は4日の第1戦前日練習で左太もも肉離れを再発させ、足が45度以上、上がらない状態になっていた。その時点で第2戦出場は絶望的になった。遠藤の方は最後まで期待していたけれど、2日前のMRI検査で部位の悪化が認められ、今回のゲームには使えなくなってしまった」と岡田監督は残念そうだった。
けれども、今のチームには暗さなど全くない。トレーニングはボールを使ったウォーミングアップ、ジクザグ走、ダッシュ、ハーフコートでのミニゲームという流れで進んだが、選手たちからは終始、笑みがこぼれていた。
10時20分頃から始まったミニゲームでは、中西、中澤、松田、ドゥトラ、上野良治、那須大亮らがビブス組、田中隼磨、坂田大輔、清水範久、奥らがビブスなし組に入った。この中で、特にいい動きを見せていたのが松田と中澤。2人とも豪快なシュートを決めていた。
「明日は浦和のホームだし、今すごく燃えている。1試合目に勝ってても、明日負けたら何の意味もない。そうならないようにやりたい。浦和の攻撃力はすごいから、こっちはカウンターを狙って行きたい」と松田が言えば、中澤も「浦和は1点取られても2点3点取ってくるチーム。だからこそ1対1とか対人プレーとかを大事にしたいし、球際を強くしたい」と意気込みを新たにしていた。
非公開練習の続いた今週のトレーニングでは、セットプレーからの攻撃パターンが試されたという。「攻撃面の新しいオプションを練習したんで、本番を楽しみにしていてください」と田中隼磨も言っていた。つまり、松田や中澤が得点に絡む可能性も大いにあるというわけだ。彼らからは「点を取って目立ちたい」というギラギラした思いが伝わってきた。
右わき腹などを痛め、満身創痍の中西もこの日は持ち前の身体能力の高さを随所に発揮。ヘディングシュートをポストに当てたり、こぼれ球を献身的に拾ったりと、八面六臂の活躍だった。「今週1週間はわき腹の痛みがあったんで、気をつけていたけど、今日はパワーを抑えずに開放してやった。この調子なら十分、イケると思う」と本人も安堵した様子をのぞかせた。
結局、練習は45分間で終了。夕方の集合に備え、選手たちは三々五々、引き上げていった。帰り際にインタビューに答えたドゥトラは「ケガ明けでこの前の試合は体調的に厳しかったけど、今はすごく状態がいい。みんな引き分けでいいなんて考えていないし、勝ちに行くつもりでいる」と力強いコメントを残している。第1戦で決定的なシュートを外している坂田も「ジロー君(清水)とは近くにいながら声をかけあってやっている。ネネが戻ってきても、裏を狙うというコンセプトは変わらない。明日は特別な試合だし、1点の持つ意味が違う。だからゴールがほしいですね」とニヤリと笑った。
そして前回のゲームで見事、古巣へのリベンジを果たした河合も、痛めている足を引きずりながら「明日はムリしても戦います。第1戦で見せたような自分たちのサッカーができれば、いい結果が出ると確信している」と宣言した。
彼の言う通り「手堅く守りつつ1点勝負」という横浜らしいサッカーをすれば、2年連続年間王者獲得は難しくない。しかも、彼らにはすでにアドバンテージもある。それを最大限生かして、浦和の混乱を誘いたいところだ。
以上
2004.12.10 Reported by 元川悦子
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