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【天皇杯5回戦:大宮 vs F東京 レポート】外国籍選手を欠く大宮は善戦か。点の取り合いを制したのはF東京(04.12.12)

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12月12日(日)第84回天皇杯全日本サッカー選手権 5回戦
大 宮 3-6 F東京(13:00KICK OFF/鴨池) 
得点者:前半1分 馬場(F東京)、前半22分 ジャーン(F東京)、前半40分 冨田(大宮)、後半13分 オウンゴール(F東京)、後半20分 高橋(大宮)、後半24分 高橋(大宮)、後半25分 石川(F東京)、後半35分 ルーカス(F東京)、後半43分 ケリー(F東京)
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 天気予報では、午後から雨の予報だったが、薄日が差し、メインスタンドから見える桜島はガスがかかっていたが、くっきりと見ることができた。やや肌寒い中、F東京ボールでキックオフ。
 開始直後からF東京は積極的なプレスと攻撃を仕掛け、前半1分で馬場が豪快なミドルシュートを決め、先制した。さらに22分に、右サイドから放たれた宮沢のFKはゴール前にきれいな弧を描き、そこに飛び込んだのがジャーン。あっさりとF東京が追加点を奪う。大宮はこの2失点に動揺するが、逆に2得点で気をよくしたのかF東京のプレスが甘くなり、次第に大宮がペースをつかんでいく。そして40分、大宮の左CK。安藤正が蹴ったボールに冨田が合わせて1点を返すと、大きく大宮に流れが傾いていく。F東京としては、ここで3点目を決めておけば、一方的な展開になる予感もあったが、そこで小休止。まるで両チームが長く戦ったJFL、J2時代のようなスタンドの雰囲気に合わせてしまったのかもしれない。この時間帯、非常にパスが雑だった。
 
 後半になって小雨が降りだし、ピッチがスリッピーになっていく。そんな中、次第に大宮らしいシンプルなパス回しができるようになる。前半途中から影を潜めていたF東京のプレスは、相変わらず。流れは大宮へと完全に移った。が、後半13分、鈴木が左サイドでスピードに乗ったドリブルからグラウンダーのクロスを入れると、DF奥野がクリアミスし、オウンゴール。3−1となった。
 その直後、大宮は右サイドバックの西村を下げ、島田を投入。これで久永を右MF、島田が左MF、右MFだった安藤正を右サイドバックと人を入れ替えた。
「点差が開いたのでもっと攻撃的に行こうと思っての交代。安藤を下げたのは、もっと楽にクロスを上げてもらいたいと思ったから」(三浦監督)
 これが功を奏し、後半20分に安藤正からのクロスに、続く24分には久永からのクロスに高橋がどちらも頭で合わせた。右サイドの活性化が流れを再び引き寄せたのだ。
 
 だが、ここで仕切り直しができなかった。その1分後、逆にルーカスからのクロスを石川に決められると、後半35分にルーカス、43分には不振と伝えられていたケリーがゴール。終わってみれば、6−3と大味な試合結果となってしまった。
 こういう試合になった理由として、F東京の選手たちは「1点目の時間帯」と口にした。サポーターからも久々に「秒殺・東京」コールが飛び出し、さらに得意のセットプレーから2点目を奪うという展開に「今日は行ける」という安易な気持ちが働いたからに過ぎない。「そこが甘さ」という点は選手も原監督も同意見である。相手がJ2という立場もあったかもしれないが、こういう「甘さ」が今年のリーグ戦では随所に顔を出し、勝つべき試合を落としてしまっていた。残る天皇杯優勝、さらに来季のリーグ戦を考える場合、この「甘さ」の払拭が不可欠となる。J1のチームが相手ならば、こういう展開にならないかもしれないが、こういう内容だったらリードしていてもひっくり返されていたに違いない。
 
 大宮としては、外国籍選手3人を欠くというハンディがあったものの、善戦したと言っていいだろう。また試合の入り方次第では、もっとF東京を苦しめることができたに違いない。4回戦の清水戦を含めて見れば、大宮のサッカーは、ある程度J1で通用する可能性も見いだせたのではないか。この試合後、指揮官は「負けは負け」、選手たちも「善戦では意味がない」と口を揃えた。これが現実である。しかし、その悔しさを、来季への布石としてもらいたい。
 
以上

2004.12.12 Reported by 荒川裕治
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