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【天皇杯5回戦:浦和 vs 湘南 プレビュー】天皇杯奪取に向けて戦う浦和に挑む湘南。地元サッカーファンのためにも好ゲームを期待(04.12.15)

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12月15日(水)第84回天皇杯全日本サッカー選手権 5回戦 浦和 vs 湘南 (19:00KICK OFF/岡山)
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 ナビスコカップ決勝戦に続き、チャンピオンシップでもPK戦の末に敗れた浦和。年間勝ち点で堂々の1位にありながら、2大会連続で決勝で敗れたことに対し選手たちは悔しさで一杯のはずだ。残る主要タイトルは「最大・最古」の天皇杯。浦和はチャンピオンの称号を獲得すべく全力で天皇杯に臨む。チャンピオンシップの激戦が抜けきらない中での移動を伴う戦いは、精神的にも、肉体的にもハードなものだが、いつも大きな声でチームを後押しするサポーターに応えるためには、それを乗り越えてチャンピオンの座を獲得するしかない。

 そんな浦和に挑むのはJ2で10位に終わった湘南。今シーズンの成績は7勝15分22敗と勝ちきれない印象が強く、将来が楽しみな若い選手を擁しながらチームを育て上げることが出来なかった。第4クールに入ってからは元全日本女子監督の上田栄治監督を招聘。来シーズンに向けてのチーム作りを始めたが、「全ての面でレベルアップが必要」(上田監督)と語るように抱えている課題は多い。しかしながら、チームのコンビネーションは試合を重ねるごとに改善の兆しが見えており、着実にチーム再建に向けて歩み始めているようだ。そんな湘南にとっては、来シーズンにつながる試合が出来るかどうかが最大のポイントになる。

 力関係から言えば、エメルソン、三都主、闘莉王が欠場するとは言え、浦和の優位が動かないのは誰もが納得するところだろう。しかし、サッカーとは何が起こるか分からないスポーツ。油断はしばしば足元をすくわれることにつながり、勝利に向けた強い気持ちは時として上位チームを打ち破るジャイアントキリングをもたらす。特に今年は4回戦でJ1の7チームが敗れるという波乱が起きており、当の湘南も新潟を打ち合いの末に下して5回戦に勝ち上がってきた。また5回戦でも札幌が大分に競り勝っている。それが天皇杯。浦和と湘南の対戦も、90分間の終わりを告げるホイッスルがなるまで何が起こるかわからない。

 圧倒的な個の力を発揮する浦和は、その持ち味を前面に打ち出しての戦いとなるが、この湘南との対戦では、もう一度組織のチェックをする必要があるだろう。個の力の強さゆえに、ややもすれば強引に攻め込むことも多く、それが時として縦へ蹴ってFWに攻撃を任せるという単調なサッカーに陥ることがある。良くも悪くも、個人で勝負を仕掛けるサッカーは、自分たちの優位性を十分に生かせず相手の術中にはまることもある。ナビスコ杯、チャンピオンシップで10人の相手を崩せずに結果として敗れたのは、このことと無縁ではない。

 一方の湘南にしてみれば、逆にそれが付け入る隙になる。そもそも、J1とJ2との間にある大きな差は個人の力の差。しかし、個人の力にこだわる余り、攻撃パターンが単調になるようなら組織で守ることは、それほど難しくはない。1人で仕掛けてくる相手を常に複数で囲い込めればチャンスもある。チームの連携を高め、中町、佐野を中心にボールの起点を作り、得意のカウンター気味のサイド攻撃を繰り出せれば面白い戦いが出来るはず。圧倒的なパワーとスピードをどうやって組織で囲い込むか。それは来シーズンを戦う上でも重要なファクターになる。

 いずれにせよ、自分たちのサッカーを活かすために、組織のバランスを保てるかどうかが両チームのポイント。特に優勝を狙う浦和にとっては、一度原点に戻って11人でやるサッカーを確認することの意味は大きい。この試合を楽しみに待ち続けていた地元サッカーファンのためにも好ゲームを期待したい。

以上

2004.12.14 Reported by 中倉一志
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