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【天皇杯準決勝 浦和 vs 磐田 プレビュー】勢いの浦和と、地力の磐田。ポイントは永井雄一郎と藤田俊哉。(04.12.24)

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12月25日(土)第84回天皇杯全日本サッカー選手権準決勝
浦和 vs 磐田 (15:00/国立)
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 逆転勝利を決めた天皇杯準々決勝のFC東京戦の試合後に、ギド・ブッフバルト監督は「チャンピオンシップ、Jリーグ、ナビスコカップで、うちのチームだけが優勝争いをしていたということが言えると思います。常に上位で戦う事ができた。こういう事をやってくれた選手たちはほめたいと思います」と述べている。

 確かに今年の浦和は強かった。新任ながらもブッフバルト監督は浦和を上位グループへと導き、優勝争いに絡んで見せた。ただ、つかんだタイトルは2ndステージ優勝の栄冠のみ。PK戦で二つのタイトルを逃しており、決して納得のいくシーズンではなかっただろう。そういう意味で、今シーズン最後の大会となったこの天皇杯にかける意気込みは強い。

「絶対に勝つんだ」という選手たちの気持ちは準々決勝のFC東京戦でも出ていた。チャンピオンシップ第二戦を含めた9日間で3試合目となっており、試合間隔は短かった。ただ、それでも宿敵を相手に逆転して見せた浦和の選手たちの闘志は見事だった。エメルソンを出場停止、故障持ちの闘莉王も不在という中での戦いだった事も評価すべき点だろう。

 一方、ディフェンディングチャンピオンとしてこの大会に臨んでいる磐田だが、格下のチームを相手にギリギリの戦いが続いている。

 4回戦で対戦したJFLの佐川急便東京SCには一時は逆転されながらも逃げ切り、JFL勢との連戦となった5回戦の群馬FCホリコシ戦は試合終了間際の決勝ゴールで勝ち上がった。さらに今季J2最下位の札幌と対戦した準々決勝は90分では決着をつけられず、延長Vゴールでの勝ち上がりとなっている。天皇杯で戦った3試合はいずれもきわどい試合運びでの1点差勝ちとなっており全盛期に見せていた圧倒的な強さは見られない。シーズン途中から指揮を執った山本昌邦監督にしてみれば胃の痛くなる試合展開だった。ただ、それでも確実に勝ち進んできたのは地力がある証拠でもある。

 そんな両チームだが、まず見所として上げたいのは両サイドからの攻撃という事になるだろう。ともに3バックでの戦いを続けており、大きく左右にボールを動かしたときにサイドにスペースができるようになる。

 浦和は、FC東京戦で中盤をダイヤモンド形にして試合をスタートさせているが、ポイントとなったのは後半からサイドに流れた永井雄一郎の働きだった。結果的に浦和に2点をもたらした永井のサイド攻撃は、決勝へのチケットをかけたこの試合でも試合を動かす起爆剤となるはずだ。

 もちろん、浦和の準々決勝のビデオを見たはずの磐田も対策は施してくるだろう。西紀寛、山西尊裕に服部年宏を加えた3人が、長谷部誠、山田暢久を含めた浦和のサイドからの攻撃をいかにして止めるのか、楽しみにしたい。

 守備の時間が長くなる事が予想される磐田だが、この天皇杯で気になる事がある。それが守備から攻撃に移行した時のスピード感のなさである。人とボールをいかにして動かすのかが磐田の攻撃の生命線なのだが、全般的に見て横パスが多く、まだかみ合っていない。そしてそれがここまでの苦戦の理由の一つだと言える。ただし過去の3試合と比べて決定的に違うところがある。それはこの準決勝の相手が浦和だという事だ。

 ここまでの磐田の天皇杯3試合は、全て格下のチームが相手だった。磐田というチームを前にして、彼らが守備の意識を高く持つのは当然の事だろう。どれだけ強いチームであろうとも、守備的に戦うチームから点を取るのは難しい。しかし浦和は違う。彼らは自分たちの良さを前面に出し、臆することなく点を取りに行くはずだ。そしてそれが磐田のねらい所となる。

 山本監督は準々決勝の札幌戦において、ドイツ戦に代表招集された藤田俊哉をベンチからスタートさせた。この準決勝でその藤田が先発に復帰すれば、また攻撃のスピード感は違ったものになるはずだ。途中出場で試合の流れを変えた中山雅史も控えている。侮ってはいけない。

 浦和の最終ラインは、闘莉王に続いてネネが帰国。アルパイも肋骨にひびが入った状態で強行出場しており万全ではない。FC東京戦でも活躍していた鈴木啓太が目立つ場面は増えてくるだろう。

 Jリーグ開幕後、天皇杯では初めての決勝の舞台を目指す浦和。対するは、不本意なシーズンを優勝で締めくくりたい磐田。この準決勝が激しい戦いになるのは間違いない。サッカー選手として大きな勲章となる元旦の決戦へ駒を進めるのはどちらのチームになるのだろうか。注目の一戦だ。

以上

2004.12.24 Reported by 江藤高志
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