明日、26日に控えたJユースカップ決勝。クラブユース所属の選手たちに取っては、1年を締めくくる最後の大会。3年生にとってはさながら高校選手権なのだ。各ユースチームとも、選手の大半がジュニアユースからの持ち上がり、つまり中学時代から共にプレーしてきた仲間ということになる。自分のアピールの場である以前に高校時代を締めくくる最後の試合と言うことになる。今回紹介するのは、決勝進出のチームから1名ずつ。どちらもそのまま、トップチームへ昇格を果たす生え抜きエリート。プロ入り前に彼等を少しでも知っておくことも悪くない。
■鹿島アントラーズユース:後藤圭太(1986年9月8日生・18歳)
ジュニアユース出身が多い中、準決勝ベンチ入り18人中わずか二人の中学サッカー経験者。ユースでは182cmの長身を活かし、鉄壁のセンターバックとしてディフェンスラインを死守する。浦和レッズユースとの準決勝では、「緊張を楽しむこと」がテーマだったと平気で言ってのける強心臓。アップからいい集中で試合に臨めた。76分コーナーキックからヘディングでの得点は予選も含め自身初得点。「セットプレーはアントラーズの武器の一つ、DFでも点をとれるチャンスだと思っている」と、攻撃参加の面白さも知っている。来年には、トップチーム昇格。「岩政さんは目標です。あんな体を張れるDFになりたい」。その岩政、大岩はライバルになる。「まだまだライバルなんて、、」と謙遜するが、既にプロのFWたちともサテライトで対戦済み。印象に残っているのは横浜FM坂田、「速くてついていけなかった」。柏レイソルFW矢野ともマッチアップしたことがある。「彼は、高さがすごかった」。プロとの対戦で思ったことは「特徴を活かした選手がいる」ということ。今後は自分の特徴を十二分にいかすこと、それが課題となる。体の強さと、ヘディングを磨いていくつもりだ。その前に”最強”広島ユースとの決勝戦が待っている。「ユースチームでのタイトルが一つもないので絶対勝ちたい。緊張し過ぎないようにしたい」。広島の前田、平繁、木原の3トップを止めるのは彼かもしれない。
■広島ユース:森脇良太選手(1986年4月6日生まれ18歳)
「目標とする選手は、、んんんフィーゴ!!です!」大声で言い切ると、背後のチームメイトたちが、「おい、フィーゴだってよ、フィーゴ」とくすくす笑い出す。「いや、目標よ目標…」と弁解するも既に周囲は笑いに包まれている。とにかく明るい性格。前田、平繁、木原の3トップのみならず、コンパクトに保ったディフェンスラインからの堅守も広島ユースの売りの一つ。フィーゴを目標としつつも「意識としてはまずDF」というサイドバックだ。「ベンチ入り18人だけでなくユース所属31人全員で戦っていると思っている」。チームの好調さ、雰囲気の良さがコメントにもあらわれる。準決勝で対戦した東京Vは高円宮杯で6―0で破った相手。この日の試合は2―0のスコア以上に完勝だった。それでも「相手は前へ前へくるチーム。90分の集中力が大切だった」と、気の抜けない戦いだったと強調する。「何も考えてなかったんだけど(大屋)翼が来い来いって言うから飛びつきました!」というのは51分大屋のFKに飛び込んだヘディングシュート後のパフォーマンスだ。決勝戦は鹿島アントラーズユースとの対戦。「相手がどうこうじゃなくて自分達の戦い。三冠はどうしても意識してしまうだろうけど、プレッシャーを楽しみながらやりたい」と頼もしい。
そして、トップ入りする来季はフィーゴよりも少し近い目標がいる。「フィーゴもそうですけど、まずは駒野くんっていう選手がいるんでそこが目標です」。
気持ち良くトップチームに参加するためにもまずは、3年連続のJユースカップ優勝、そして3冠を達成したい。
以上
2004.12.25 Reported by 了戒美子
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