12月25日(土)第84回天皇杯全日本サッカー選手権準決勝
東京V 3 - 1 G大阪(13:06KICK OFF/長居)
得点者:前半14分 小林慶行(東京V)、前半25分 平本一樹(東京V)、後半13分 米山篤志(東京V)、後半37分 松波正信(G大阪)
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序盤からペースは東京Vにあったと言ってもいいだろう。前線から人に、スペースにしっかりとした守備を展開し、ボールを奪ったあとのスピードある展開で相手ゴールに襲い掛かる。14分のゴールは左サイドのMF相馬から、右サイドのFW飯尾へ。そのセンタリングをMF小林慶がヘディングでゴール右隅へ、とピタリ、ピタリと確実にボールが動き先制点。更に25分には、G大阪DF宮本がヘディングでクリアしようとしたボールを、MF小林大がインターセプト。それに対応し、スピードあるとび出しを見せたFW平本がゴールと、ボールを奪ったあとの常に『ゴール』を意識した展開が次々と決まり、2-0とG大阪を引き離す。
対するG大阪は、DF宮本をリベロに、MFシジクレイを1ボランチ、その左右にMF遠藤と橋本を配置。右サイドにMF渡辺、左サイドにMF二川、そして2トップはFW吉原とフェルナンジーニョという布陣を敷いてスタートを切るが、試合後、西野監督が「これまでやっていないコンビネーションということもあり、微妙に呼吸があわない部分も見られた」と振り返ったように、その新布陣が混乱を招くことに。東京Vの激しいチェックもあったとはいえ、中盤が間延びして思うように攻撃の形を作れず、ラストパスがほとんど前線に繋がらない。それでも、FW吉原やMF二川らが幾度かにわたりドリブルで突っかけようと試みはするものの、落ち着いた対応を見せる東京Vの守備を切り崩すことはできず。2-0で前半を折り返す。
後半、G大阪は「ライン間、コンビネーションのところでうまくバランスを図れなかったので、今年やってきた3バックに戻すことにした」という西野監督の判断から、DF宮本に代えて、MF児玉を投入。ボランチに位置していたDFシジクレイをリベロに戻し、ボランチはMF遠藤とMF橋本が構成。左サイドにDF児玉が入ったことで、MF二川をトップ下に配置し、リーグ戦で敷いてきた布陣で残り45分の巻き返しに出る。それが功を奏し、攻勢に出た立ち上がりは、2分、3分と立続けにG大阪にゴールチャンスが。2分にはゴール前での怒濤の攻撃から最後はFW吉原がシュートを放つが、東京VのDFも身体を張ってゴールを死守。同じく3分にも、左サイドMF児玉のセンタリングに吉原がヘディングであわせるが、これも、ゴール前に立ちはだかった東京VのDFが身体で弾き返す。
と、フィニッシュまでの形を作り出すことで、ようやくリズムを掴み始めたG大阪だったが、この日、『3つ目』のゴールは、またしても東京Vに生まれる。58分、MF小林大が蹴った左コーナーキックに、DF米山が高さのあるヘディングであわせ、追いやる敵を突き放す『3点目』をゲット。この『3点目』がもしも、G大阪に生まれていたのなら、1点差に詰め寄る状況から逆転にもっていけるチャンスはあったのかも、と思われる後半ではあったが、無情にもその『3つ目』のゴールを東京Vが決めたことで、東京Vがほぼ勝利を手中に。
終盤の82分には、途中出場のG大阪FW松波が、セットプレーから今季初ゴールを挙げて1点を返し意地をみせたが、ロスタイムをあわせても残り10分足らずという時間で2点の差を覆すには至らず。というより、前半から速いプレッシャー、集中力のある守備でG大阪の攻撃を封じ、最後まで組織としてしっかり攻守に連動をみせた東京Vが勝つべくして勝ち、決勝へと駒を進めた一戦だった。
以上
2004.12.25 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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