1月23日(日) 20:30kick off(現地時間) アル・アラビスタジアム/ドーハ
QATAR INTERNATIONAL YOUTH U-21 FRIENDLY TOURNAMENT
準決勝
日本代表 vs ノルウェー代表
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日本では考えにくいことだが、グループリーグからなんと中4日おいて今日23日、ようやく準決勝ノルウェー戦が行われる。
このインターバルの4日間。18日ごろからの悪天候をひきずり、カタールの空の色は冴えない。雷雨、ヒョウ、そして、また雷雨。中東のはず…と思わずにはいられない。コンクリートの地面が乾く日はない。また、中東だからなのだろう、建物に雨どいなどは存在せず、雨は屋根から流れ放題。加えて水はけを考えて鋪装されているわけではない歩道と車道の段差を起点に、おおげさではなく海のような水たまりがひろがる。練習用のピッチはかろうじて保たれているが、その周囲の土の地面はまるで沼。毎日、靴一足はきつぶす覚悟で取材せねばならない。
グループリーグ第3戦バーレーン戦の引き分けから昨日までのトレーニングは、試合のクールダウン、フィジカルトレーニングを含む2部練習、紅白戦という流れ。
「韓国とは去年も2回もやってるので、準決勝は出来ればノルウェーとやりたい」と監督が希望した通りのノルウェー戦に向け、概ね準備はできた。しかし、「兵藤(早稲田大)に疲れがみえる」(大熊監督)ため、トップ下で試す予定だった中山(京都)も練習中に左足首を打撲で別メニューに回った。また、平山(筑波大)が腰痛を訴えて練習に加われない日もあったという。この2点が懸念要素。戦力テスト、組み合わせテストの意味合いを多く含む大会だけに残念の一言だ。
対するノルウェー。グループBの第3戦、ノルウェー対韓国は19日に行われた。雷雨の中、中断もせずに行われた試合で、ノルウェーは韓国を下してグループリーグ1位通過を決めグループA2位(1位はアルジェリア)の日本と対戦が決まった。携帯電話のたぐいが一時いっさい使えなくなるほどの雷雨。その中で戦っただけで両チームの選手をほめたくなるような試合だったが、その1試合を大熊監督は観戦。両チームとも決勝トーナメント進出をすでに決めているために、大幅におとしたメンバーで臨んではいたが、なかなかに収穫ある1試合だったようで「技術は高く、右も左もサイドからの攻撃に要注意」。
確かにノルウェーには、高さとそれに比例して重さのある選手なのにテクニックもある、北欧らしい選手がそろっている。しかし、U-20日本代表の北欧勢との対戦は初めてではない。昨年6月2日、トゥーロン国際大会の初戦スウェーデン戦。兵藤の1点で先制するも、試合終了間際にセットプレーから追い付かれた記憶が蘇る。
「それよりもうまいでしょ」。それが、大熊監督がこのノルウェーチームから受けた印象。スウェーデン戦では、相手の高さと強さに最後の最後にやられた。集中力の途切れが敗戦を呼んだあの1試合から、どれだけ成長をみせてくれるかも、この試合の見どころの一つとなる。
ノルウェーは、4―4―2システム。監督が警戒するノルウェー両サイドと、このところ安定を見せている日本のサイドとの勝負も見逃せない。22日は、ゲーム形式の練習中に左サイドに入ったのは苔口(C大阪)。グループリーグでは、カタール入り直後に発生したヒザの痛みのため家長(G大阪)が3試合連続先発。大熊監督も合格点を付ける出来だっただけに、内心穏やかではない。「あいつには足元の柔らかさとか、ドリブルのうまさとか学ぶものはある。でもぼくにはこのチームでずっとやってるからこそのディフェンス力もあるし…」と冷静に比較。タイプの違う左サイドが2枚そろったことで使いわけも可能になった。ちなみに家長と、苔口は今大会、同室を割り当てられている。
「仲いいっすよ。(家長が)年下だけど、勉強になるとこ、いっぱいあるし」(苔口)
関西勢同士、気があうのだろう。バスと練習場の間を、一緒に荷物を運びながら歩くシーンもよく見られる。簡単に言えば「いい競争」が生まれていることがうかがえる。
サイドの攻防、昨年のスウェーデン戦からの成長度合いなど見どころ満載の準決勝・ノルウェー戦。結果だけが欲しいわけでもない。でも戦力テストだけという訳にはいかない。ワールドユースまであと4ヶ月。決勝トーナメント進出によって得た2試合を無駄にだけはしたくない。
2005.1.23 Reported by 了戒美子
以上
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