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《ワールドユース2005》★ワールドユース 大会の意義と魅力★(05.05.09)

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ワールドユースの意義、というと大げさなものを感じるかもしれない。しかしながら、ワールドユースを見ること、そして今回のU-20日本代表をチェックするとしないでは、今後のサッカー観戦に大きな影響があるはずなのだ。
今回のオランダ大会はコンフェデレーションズカップと同時期の開催になり、国内での注目度はあまり高まらない気配だ。はなはだ残念である。なぜならそこにはコンフェデレーションズカップには決して負けない魅力があるからだ。ここでは、その魅力の理由を簡単に、お伝えすることにしたい。

●日本サッカーの歴史に刻まれた「99年ナイジェリア大会 準優勝」

通称ワールドユース、正式名称は「FIFAワールドユース選手権大会 オランダ2005」。1977年から2年に1度開催されている20歳以下の代表によるFIFA主催の公式大会。
日本チームの活躍ぶりとしては1999年ナイジェリア大会が有名だ。1979年生まれのいわゆるゴールデンエイジ、小野伸二、高原直泰、稲本潤一、中田浩二ら、現在ヨーロッパで活躍する選手たちを擁し、フィリップ・トルシエ監督の下で準優勝に輝いた。
過去の大会を振り返ると、95年のカタール大会では中田英寿、奥大介(横浜FM)らが、97年マレーシア大会では柳沢敦、宮本恒靖(G大阪)、中村俊輔らが、01年アルゼンチン大会では前田遼一(磐田)、山瀬功治(横浜FM)らが出場。前回(2003年)UAE大会では今野泰幸(F東京)、坂田大輔(横浜FM)らが出場し、坂田は4得点で日本人初の得点王に輝いた。また、この大会では今回も代表選出が濃厚な平山相太(筑波大)も2得点を上げている。平山は今回メンバー入りすれば、永井雄一郎(浦和)、南雄太(柏)に続く3人目の2大会連続出場となる。

95年大会から続いていた決勝トーナメント進出を果たせずにグループリーグで敗退し、「谷間の世代」という有り難くない呼び名を定着させてしまった01年のアルゼンチン大会。今野、坂田、小林大悟(東京V)ら当時既にJリーグで試合出場経験を重ねていたメンバーを擁し、ベスト8という結果を残すもどこか地味な印象を拭えない03年のUAE大会。それもこれも、99年ナイジェリア大会の準優勝、ゴールデンエイジの活躍がまぶしいからに過ぎないのだが、今回のオランダ大会に向かう世代はその印象を拭う必要がある。

●北京五輪・2010年W杯で中心となる、今年のワールドユース世代

平山、兵藤慎剛(早稲田大)、中村北斗(福岡)の国見高校OBトリオに増嶋竜也(F東京)、カレン ロバート(磐田)の市立船橋高校OB組、クラブユース出身の梶山陽平(F東京)らを擁し、華々しく立ち上がったこの世代。発足当時は第2のゴールデンエイジとのキャッチフレーズも飛び交ったが、昨年のAFCユース選手権3位という結果以降はどこかかすんでしまっているのが現状だ。
過去の大会出場選手を見てもわかるとおりに、このワールドユース出場を経て、多くの選手が日本代表へと育っていく。05年オランダ大会に出場する彼等もまた、将来の日本代表を支えるべき世代なのだ。主力となる85年生まれは、08年北京五輪では最年長となる世代。アテネ五輪の惨敗を繰り返すわけにはいかない次の五輪のためにも、この世代で臨む世界の舞台で、前回UAE大会のベスト8以上は最低でも進出したいところだろう。
待ち受けるのは五輪だけではない。2010年ワールドカップ南アフリカ大会の時に、彼等は25歳。選手として最も期待できる年齢でワールドカップを迎えることになる。ちなみに2010年に中田英寿は33歳(1977年生)。小野伸二は31歳(1979年生)になっている。いわゆる黄金の中盤が三十路を超えてしまう南アフリカ大会。今回のワールドユース組が主役の座を奪っていなかったら、それは悲しいことでもある。

「前回大会の結果を越えるのは最低限の目標。自覚をもって臨んでほしい」。AFCユース選手権以降、U-20日本代表の大熊監督は幾度となく選手たちに檄を飛ばしている。
「AFCユース(昨年10月)からワールドユースまでの間に3分の1はメンバーが変わると思っていた」(大熊監督)。その言葉通り頼もしい新メンバーが活躍を見せ始めている。これまで招集されたりされなかったりが続いた家長昭博(G大阪)、前田俊介(広島)らが定着しはじめた。また、本田圭佑(名古屋)はAFCユース後の定着ながら既に中盤では欠かせない存在となっている。平山ら85年生まれから見て1学年下の選手の台頭で、チーム内競争も激化。アジアと戦ったころとはまた違ったチームが出来上がりつつある。

「ベスト4以上が目標」。4月下旬、大学での試合を終え、取材を受ける平山は言い切った。どちらかといえば慎重な物言いの彼の発言を信じることにして、ワールドユース選手権オランダ大会 〜将来の日本代表を支える彼等の門出〜 を観戦しようではないか。

Reported by 了戒美子


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