5月28日(土) 2005 J2リーグ戦 第14節
京都 2 - 1 湘南 (14:04/西京極/8,539人)
得点者:'21 リカルド(京都)、'57 柿本倫明(湘南)、'68 中払大介(京都)
----------
京都が底力を見せて湘南を突き放した第14節の試合だったが、湘南のサッカーは京都を脅かすには充分な攻撃力を西京極で披露した。
試合序盤、京都はロングボール主体で湘南に攻め込み、湘南はつなごうとするもトップの加藤望、柿本までボールが渡らない、という立ち上がりを見せた。この状況は京都にとって不利となる。米田、斉藤を経由せずに前線に送ろうとしても攻撃のリズムが作れずに、京都のつなぐサッカーが影を潜めはじめたのだ。湘南が相手にリズムを作らせなかったのは加藤望の前線からのプレッシャーと、佐藤、中里の相手ボランチにスペースを与えないポジショニングが要因の一つに上げられるだろう。
そんな中、湘南は右サイドの佐野、鈴木良和からチャンスを作り始める。そして、加藤望と柿本のボールをもらう動きも活発化し、湘南が流れを掴んでいく。が、その流れを京都に引き戻したのがパウリーニョだった。
前半20分、ペナルティエリア内でドリブルに入った彼を湘南が2人がかりで止め、ファールを取られてPK。これをリカルドが決めて京都が先制する。この1点で流れを掴むはずだった京都だったが25分、パウリーニョがバリシッチに倒されそのまま負傷退場してしまう。
京都は左サイドに美尾を投入し、中払がトップに入る。しかし、湘南の攻勢に押され京都は押し込まれる場面が続き前半終了。
後半、先に動いたのは湘南・上田監督だった。前半動きの良かった佐野に代え永里をピッチに送り出す。するとその3分後の後半12分、京都ディフェンスから永里が粘ってボールを奪うとそのこぼれ球が柿本の前に。これを確実に決めて同点に追いつく。
この失点の後、京都柱谷監督が中払と美尾のポジションチェンジを指示。トップに入った美尾にボールが入ると、そこでタメができて京都は攻撃のリズムを作り出すようになる。途中から右サイドに入った加藤大志も積極的なドリブルで攻撃をリードする。湘南も加藤望が深く引くかと思うと果敢な飛び出しを見せ、柿本は動き出し鋭くパスを受けるなど攻撃をリードして京都ゴールに迫る。
そして、後半23分、京都は右CKをファーの手島が頭で折り返すとゴール前の中払が湘南ゴールに流し込み決勝点を挙げる。
この後、湘南、京都共にチャンスを作るもゴールネット揺らすことなくタイムアップ。京都がホームゲームを勝利で飾り、勝点3を積み上げた。
敗れた湘南だが、柿本、加藤望、そして右サイドの鈴木良和、佐野などが何度も押し込む場面を作るなど非常に見応えのあるサッカーを展開。京都優位かと思いきや、がっぷりと四つに組む攻撃力を京都サポーターに焼き付けた。対する京都は12節で鳥栖に敗れてからの2連勝。再び始まった無敗の状態を、どこまで続けられるか。興味を引くところだろう。
以上
2005.05.28 Reported by 武田賢宗
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第14節 京都 vs 湘南 レポート】互角以上の戦いを見せた湘南を、セットプレーからの追加点で京都が突き放す。(05.05.28)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













