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【日本代表 UAE合宿 トレーニングレポート】5月31日:決戦まで後3日。注目の紅白戦を実施!そのメンバーは!?(05.06.02)

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■5月31日(火)

<<日本代表UAE合宿3日目 トレーニングメニュー>>

19:15 地元クラブの練習を尻目にスタジアム入り
19:33 集合
19:34 3人一組でボール回しをしながらアップ
19:41 ストレッチ
19:50 ビブスあり組となし組にチームを分ける
19:55 10対10に一人のフリーマンを付けてボール回しの練習(2タッチ以内)
20:00 10対10+フリーマンをフリータッチで。
20:05 休憩(水分補給)
20:10 紅白戦開始(20分)
20:30 休憩(水分補給)
20:36 ジーコ監督を中心として一方のチームとミーティング
20:38 試合開始
21:01 試合終了
21:03 クールダウンのジョッグ。ヒデを中心に話をする選手もいた。
21:15 全体練習終了

<<日本代表UAE合宿3日目 トレーニングレポート>>

中田英寿の先発起用は確定か。注目の紅白戦。

 UAE合宿最終日ということで、観戦する人の数も多くなった3日目は中田英寿、中村俊輔、柳沢敦が合流して行われた。

 練習開始時の気温は31℃。湿度は75%と高めだ。すでに日はかげっており灼熱、という感覚ではないが、体を動かすと熱が体内にとどまり際限なく汗が噴き出してくる、という状態になる。動かしはじめは問題ないが、汗となって水分が出て行くに従い厳しい環境になりそうだ。19時15分ごろに練習場に到着した日本代表は、いつものごとく思い思いに時間を過ごしながら練習開始を待つ。集合がかかったのは33分頃。3人一組でボールをまわしながらアップ開始。十分に体を温めてからストレッチを行う。50分頃にビブスあり組となし組とに分ける。組分けは以下の通り。

○ビブスなし
・中澤佑二
・宮本恒靖
・田中 誠
・小野伸二
・福西崇史
・加地 亮
・三都主アレサンドロ
・中田英寿
・中村俊輔
・鈴木隆行

○ビブスあり
・坪井慶介
・茶野隆行
・三浦淳宏
・中田浩二
・遠藤保仁
・稲本潤一
・玉田圭司
・小笠原満男
・大黒将志
・柳沢 敦


○両方のチームのプレーヤーとしてプレーするフリーマン
・本山雅志

 GKはまだ個別トレーニング。
・川口能活
・楢崎正剛
・土肥洋一

 今年に限っていうと、ビブスは黄色を付けた方が先発メンバーを任されてきていた。しかし、この日の組分けはビブスなしが先発と予想される。ジーコ監督の中に流れを変えたいという思いがあったのかどうか。この日も報道陣からの要請に対し、ジーコ監督は会見を拒否しており、その真意は掴めないままだ。

 55分ごろから10対10が始まるが、フリーマンになった本山が入り、常にボールを持つチームが数的優位になるように条件付けを行う。ボール保持者に対するフォローの意識を徹底させる意味がある。まずは2タッチ以内の条件を付けていた。

 20時頃に一本目のトレーニングが終わると、10対10はフリータッチになる。5分程度のプレーの後に水分を補給し、このインターバルの間に宮本が中田英と二人で話し込む場面が見られた。

 20時10分ごろから各組が自陣に集まるとビブスなし組に対してジーコ監督から2分程度の話が行われて試合がスタートする。ちなみに本山は一人でシュート練習を行っていた。

 先発が予想されるビブスなし組は、鈴木のワントップに中村、中田英が2シャドーという形を取る。しかしなかなか攻撃の形が出来てこない。その一方でビブスあり組は稲本、大黒、柳沢のコンビで度々攻撃の形を作る。合流直後だが柳沢の動きは悪くない。

 試合の外では、前半の17分ごろに楢崎がピッチの外をトレーナーに付き添われて歩きはじめた。練習開始時は元気に体を動かしており、またスパイクを履いていることからも練習中に足を痛めたようだ。詳細はわからないが、左膝の周辺をアイシングしていた。

 両者得点のないまま20分の前半は終了。インターバルの5分の間にいくつかの変更が施される。まずビブスあり組の玉田が、本山に変わって外へ。鈴木と柳沢がチームを入れ替わった。

 小野によると「後半の方が攻撃を意識していた。前半は抑え気味にディフェンスのところを考えていたのですが、後半開始前に、前に出て行こうと話し合いました」との事で、実際に後半の方が攻撃の形を作れていた。またワントップに入った柳沢がよくボールを収めていたことも攻撃の良さを引き出した原因の一つだろう。ここに3列目から小野がタイミング良く飛び出して攻撃参加をみせてアクセントを付けていた。

 ただし試合は、後半18分にビブスあり組が、小笠原のダイレクトでのスルーパスに本山が反応し1点を先制。試合はそのまま終了した。

 試合後はしばらくクールダウンを行い、21時3分ごろからクールダウンのためのジョッグを開始。この時間帯の中で、中田英は何人かの選手と会話を交わす。時には身振りを交えての話し合いからは、合流して試合までの短い時間の中で「中田英の目指すサッカー」と「日本代表が目指すサッカー」を擦り合わせていることを伺わせた。

 そして練習後の中田英は
「ワントップなんだけど、もっと攻めないとダメ。ぼくはボランチよりも攻撃的な中盤の方が好き。多くの人はこの試合は引き分けでもOKと言っている。ただ、ぼくとしては、勝たないといけないと思っている」

とコメントした。日本代表に対する大きな影響力を持つ中田英の発言は、日本代表に良い影響を与え、勝利へ導いてくれることだろう。

 最後に全体でストレッチを行い、21時15分頃に全体練習が終了した。日本代表は明日、いよいよ決戦の地、バーレーン入りだ。

5/30合宿2日目レポートはこちら

2005.05.31 Reported by 江藤高志

以上
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