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【日本代表 6月3日対バーレーン戦の持つ重要性】最終予選の天王山!バーレーン戦の持つ重要性を、今一度整理し確認しよう(05.06.03)

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まずは、最終予選のレギュレーションを確認したい。アジア最終予選は、8チームが2組に分かれ4チームでホーム&アウェイの総当り6試合を行い、各組2位までが06年本大会出場権を獲得。3位同士で行うプレーオフの勝者が、北中米カリブ海4位チームとの大陸間プレーオフに臨む。順位は勝ち点の多い順とする。勝ち点が並んだ場合は、該当チームの直接対決の結果、得失点差、総得点の順番で決定される。

アジア最終予選星取表


○日本がバーレーンに勝った場合
日本はバーレーンに勝つと勝ち点を9まで伸ばす。その場合、バーレーンは勝ち点4のままとなり、日本とバーレーンの勝ち点差は5に広がる。バーレーンにとって勝ち点差5とは、残り2戦(アウェイのイラン戦、ホームの北朝鮮戦)を2連勝しないと上回れない数字だ。しかもバーレーンが2連勝して勝ち点を10にしても、日本が(アウェイの北朝鮮戦、ホームのイラン戦)で1分1敗以上の成績なら勝ち点で並ぶか上回ることができる。1分1敗で勝ち点が10になった場合、当該チーム(日本とバーレーン)同士の対戦成績で上回るため、日本のワールドカップ出場が確定する。日本はバーレーン戦に勝てれば、次の6月8日の北朝鮮戦に引き分け以上で、ワールドカップ本大会への出場が決められる。よってバーレーン戦の勝利は、非常に重要な意味を持っていることが分かる。

△日本がバーレーンに引き分けた場合
 この場合日本の勝ち点は7、バーレーンの勝ち点は5となり、勝ち点差は現状と同じ2のままだ。バーレーンが残り2戦で2連勝すれば勝ち点は11をまで伸ばすことが可能になってくる。日本は2連勝すれば13、1勝1分なら11、1勝1敗なら10となる。勝ち点11で並んだ場合、当該チーム同士の結果が優先されるので、3月30日にホームでバーレーンに勝利している日本が勝ち抜けることになる。その意味では、6月3日のバーレーン戦は引き分けでも及第点であると言えよう。
しかし、バーレーンが勝ち点を11にまで伸ばした場合を想定すると、イランもライバルとなってくる(イランは、次戦の北朝鮮に勝利すると勝ち点を10にまで伸ばすが、バーレーンに敗れることになるので、最終節の日本戦は勝ち点10で迎えることになる)。そうなると、アウェイの日本戦にイランは本気の戦いを挑んで勝ちにくるだろう。 バーレーンの最終節はホームでの北朝鮮戦であることを考えると、日本にとっては非常に難しい戦いになる。よってやはり6月3日のバーレーン戦では是非とも勝ち点3を獲得したい。

×日本がバーレーンに負けた場合
 この場合日本の勝ち点は6のまま。逆にバーレーンは7となり、イランとの三つ巴の様相となる。6/8の北朝鮮戦で日本が万が一にでも敗れるとグループ4位におちて予選敗退の可能性すら出てくる。

以上のように状況を整理してみていくと、6月3日のバーレーン戦がこの最終予選の最大の山場であることがわかる。そしてここでバーレーンを叩ければ、ライバルを一つ蹴落とすことができる。現在首位のイランが、ホームでの6月8日にバーレーン戦を残していることは日本にとってはありがたいことだが、今の日本代表にとっていちばん重要なのは、バーレーン、北朝鮮戦で勝ち点をしっかりと積み重ねていくことだ。

2005.5.31 Reported by 江藤高志

以上
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