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■6月1日(水)
<<日本代表バーレーン直前合宿 トレーニングメニュー>>
19:30 練習場に到着。リラックス
19:45 円陣でミーティング
19:50 バラバラに広がって体を動かす
19:56 ストレッチ
20:02 ストレッチ終了。3グループに分けてボール回し
20:11 ストレッチ
20:12 サーキット開始
20:15 サーキット終了。水分補給。ここでビブス組とナシとに分けられる
20:17 円陣になりジーコから話がある
20:21 紅白戦開始
20:32 小野、足を引きずりながら戦列を離れる
20:45 前半終了。休憩(水分補給)
20:48 小野、左足でケンケンしながら練習場を離れる
20:49 日本の守備を想定したセットプレーの練習
20:53 紅白戦に戻る
21:03 攻撃側のセットプレーを始める
21:12 セットプレーの練習終了。休憩
21:15 シュート練習開始
21:32 全体練習終了
<<日本代表バーレーン直前合宿 トレーニングレポート>>
決戦の地に移動しての初練習だが、取材陣が一気に増えて大切な試合の雰囲気が出てくる。そんな雰囲気の中、19時30分に、選手たちが練習場となるバーレーンサッカー協会のグランド(国立競技場のサブグラウンドでもある)に到着する。思い思いに体を動かして19時45分からミーティング開始。5分と長めのミーティングを終えると、バラバラに体を動かして準備を始める。
20時2分の時点での気温は30℃と相変わらずだが、湿度はなんと35%。UAEの半分の水準であり、実際に体感する気温もさほど暑さを感じなかった。ねっとりした空気だったUAEを経験している事もあり、この環境は日本にとってはプラスに働きそうだ。
20時2分から3グループに分けてボール回しをはじめる。
○1つ目のグループ
・稲本潤一
・中田英寿
・鈴木隆行
・坪井慶介
・中澤佑二
・柳沢 敦
・中田浩二
○2つ目のグループ
・大黒将志
・小笠原満男
・三都主アレサンドロ
・茶野隆行
・福西崇史
・田中 誠
・宮本恒靖
○3つ目のグループ
・小野伸二
・玉田圭司
・加地 亮
・本山雅志
・中村俊輔
・遠藤保仁
・三浦淳宏
ちなみにGKはGKだけのメニューをこなしているのだが、昨日練習途中から左足をアイシングしていた楢崎正剛も練習をこなしていた。
20時11分。ストレッチで筋肉を伸ばすと、20時12分ごろからサーキットを開始する。負荷をかけて心拍数を一気に上げていく。3分程度で終了。水分を補給する。
ここで全体がビブスありとなしのグループに組分けされる。
○ビブスあり組
・川口能活
・宮本恒靖
・中澤佑二
・田中 誠
・福西崇史
・小野伸二
・加地 亮
・三都主アレサンドロ
・中田英寿
・中村俊輔
・柳沢 敦
○ビブスなし組
・土肥洋一
・茶野隆行
・坪井慶介
・三浦淳宏
・中田浩二
・遠藤保仁
・稲本潤一
・小笠原満男
・本山雅志
・鈴木隆行
・玉田圭司
ちなみに大黒はこの時点では練習試合でのメンバーから漏れている。
「監督が決めることなので仕方ないですね」(大黒)
また、これまでの紅白戦では常に試合に出てきた楢崎正剛が外れ、この試合では土肥がゴールマウスを守っている。
20時21分。バーレーンを想定してか、前日のUAEでの練習に引き続きビブスなしチームは4バックで試合を始める。贅沢な悩みとして日本代表にはセットプレーのキッカーを豊富に取りそろえている。開始4分。ビブス組がゴール向かって左側のサイドでCKを奪ったが、三都主が1本目を蹴ると、再度CKをセットさせて中村が。また3、4本目は小野が蹴って感触を確認する。
試合を見ていて感心したのは、小野のコーチングの声。特に三都主のポジションに対して、あまり突っ込みすぎないよう常に大声で指示を出していた。
この日のビブス組は、トップ下に入った中田英の動きに特徴があった。とにかく前後左右に激しく動き、常にボールサイドに顔を出していた。そしてその動きに合わせるように中村がポジションを代えてプレーしていた。
そんな日本代表に事件が起きたのが試合開始10分の場面。小野が自分の意志で足を引きずりながらピッチを後にする。明らかに様子がおかしいが、その後練習中にピッチを後にし、病院へと向かっている。プレー面でもコーチングの部分でも光るものを見せていただけにこの戦線離脱は日本にとっては大きな痛手になりそうだ。
20時32分。小野が下がったことでビブスなし組から小笠原がビブス組へ移籍。外に外れていた大黒が、ビブスなし組のFWのポジションに入る。この組み替えの後から、中田英は小野がいた右ボランチのポジションに入ってプレーを続行する。
13分には、ゴール前に残っていた宮本から柳沢へとつないでビブス組が先制。16分の場面ではチームメイトから柳沢に「勝負しろ」と檄が飛ぶ場面も見
られた。
そうした中、開始から20分のところでプレーが止まる出来事があった。川口がボールをフィードする形になりながら、ためらいを見せたのは、ピッチ中央で中田英と福西が激しく意見を交換していたためだ。イラン戦直前のテヘランでの合宿でも見られた光景に、一瞬騒然とした雰囲気になるが福西によると守備のやり方についての話し合ったということだったらしい。
紅白戦は、昨日に引き続き柳沢が積極的にシュートを狙う姿勢を見せ、状態の良さや攻撃的な気持ちが前面に出ていた。試合開始後24分の場面で中村→中田英とつないでゴール。ここで前半が終了する。この場面で中田英と三都主が意見を交換し、ここに左ストッパーの中澤も加わって話し合いが続いた。
水分補給の間に小野が静かにピッチを後にする。
休憩を終えた20時49分ごろからビブス組が守る形でのセットプレーが始まる。左右のサイドからCKとFKを繰り返すが、その中で守備の確認が行われていた。
ひとしきりセットプレーでの守備をやり終えて試合形式に戻ると、21時1分に小笠原からのスルーで抜け出した三都主が中央にクロス。これを柳沢がゴールすると同時に紅白戦が終了した。
今日の紅白戦でいちばん気になった出来事は小野の戦線離脱である。チームの中で最も声を出し、中盤で安定をもたらすキープレーヤーだっただけに非常に気になる出来事だった。
また、その後のジーコ監督の采配もバーレーン戦を占う上で重要な鍵を握りそうだ。というのも、ここにきて1トップを採用したのは、中村と中田英、小野を共存させるためだったはずなのだが、その小野が退き中田英がボランチにポジションを下げた後も1トップは継続していたことだ。
紅白戦が終わると、水分補給後の21時3分から日本の攻撃を想定したセットプレーとなる。三都主、小笠原、中村の3人がそれぞれ弾道を確かめていた
が、小笠原が蹴った中で2本がゴールに。また中村も1本をゴールにつなげたのは心強い限りだ。
21時12分にセットプレーのトレーニングを終えると、最後はフォーメーションでのシュート練習となる。
ハーフライン付近からサイドにフィード。これを中央から流れてきた選手にスルーパス。ボールを受けた選手がゴール正面に走り込んだFWにクロスをいれて合わせる、というもの。ジーコ監督の合宿ではよく見られる形のフォーメーションシュートである。このシュート練習は左右両サイドからの崩しを行い21時27分に終了。練習終わりの恒例行事である決め抜けシュート練習では、大黒が最後まで残ってしまった。
全体練習は21時32分に終了。その後、選手たちは思い思いにクールダウンしていたが中田英と大黒がボールを蹴り合う姿が印象的だった。
「今日はあれが一番練習になったかも。プレーする時間が短かったので。足の裏で止めたり、トラップのやり方とかの話をしました。ヒデさんのパスはやっぱり正確でした」とはその大黒のコメントである。
5/31合宿3日目レポートはこちら
2005.06.01 Reported by 江藤高志
以上
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一覧へ【日本代表 バーレーン直前合宿 トレーニングレポート】6月1日:決戦まで後2日。小野が負傷。紅白戦では主力組が3-0で快勝!(05.06.02)
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