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【J2:第15節 山形 vs 京都 プレビュー】ホーム2連戦で連敗は許されない山形が、京都の独走を止められるか! 、修正した守備で京都の攻撃陣を封じたい(05.06.04)

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6月4日(土)J2 第15節 山形 vs 京都(14:00KICK OFF/山形県)
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 京都の勢いが止まらない。
 12節の鳥栖戦で今季初の負けを喫したものの、その後は草津、湘南と2連勝。勝ち点35と2位の鳥栖に10差をつけ、独走状態に入ってすでに久しい。しかし、1戦ごとの内容を見れば、その勝ち点差ほど圧倒しているわけではない。得点源であるアレモン、パウリーニョの2トップに対しても、対戦する相手は相当警戒してきている。それでも、いざ試合となればやはりゴール前での決定力にモノを言わせ、失点以上の得点を挙げて終了のホイッスルを聞いている。引き分け続出のJ2の中にあって、ここまで2引き分けというデータも、勝負強さを物語る。湘南戦で負傷退場したパウリーニョの状態が気になるところだが、田原、松田が入ってもこれまで乗り切ってきたことは、結果が示している。

 破壊力のある2トップを背景に、京都はさらなるステップアップとして、つないで攻撃するパターンにも磨きをかけようとしている。前節の湘南戦では、激しいプレッシングに長いボールを蹴ってしまい、逆に相手のポゼッションを許す展開となった。今節では米田、斉藤のボランチの2人のポジションで、いかに前を向いてチャレンジしてくるか注目したい。

 一方、前節の鳥栖戦で3失点を喫したホームの山形は、この1週間、守備の修正に重点的に取り組んでいる。1対1で負けないことと、その上で連係して組織で守ることを徹底。あとは、相手のポゼッションに対して前線からプレッシャーを掛けにいくのか、中盤のスペースを埋めてロングボールを誘いこぼれたところを狙うのか。2節前の甲府戦で見せた、11人全員が意思統一した守備ができれば大きな問題はないだろう。

 一時は湿っていた攻撃も徐々に再生しつつある。右サイドでは、ボールを持った佐々木に周りが絡み、佐々木がそれを活かすパターンの構築が進んでいる。左サイドでは、内山のオーバーラップや本橋の裏へ抜ける動きで2トップに加勢する。その2トップでは、阿部がJのリーグ戦では自身初となるゴールを決め、自信をつけている。また、チッコも怪我から復帰しチームに合流。前節先発の根本も含め、どのような組み合わせになるのかにも注目したい。

 前回の直接対決(第4節・京都○2−1)では、チッコのゴールで一時追いついたものの、後半に引き離されての敗戦だった。やはり京都に先制点を許すとカウンターの鋭さと併せて引いて守られてしまい、山形にとって苦しい展開となる。前半早い時間帯のチャンスをゴールに結びつけ、優位に試合を展開したい。

 山形は前節、ホームでの敗戦で5位まで後退。今節でホーム連敗となれば、順位の問題以上に、地元の熱が一気に冷め兼ねない。
 そうした中、山形はサポーター有志が中心となり、北側バックスタンドでコレオグラフィーを実施して選手入場を迎える。山形のサポーター史上初めての試みとなるが、J1へ向けて前進しようとするサポーターの熱い想いを選手たちはどう受け止め、どんな試合をピッチの上で見せてくれるのか。勝利という結果を出すためには、気持ちで上回ることが絶対条件となる。


以上

2005.06.02 Reported by 佐藤円
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