6月4日(土)J2 第15節 鳥栖 vs 甲府(14:00KICK OFF/鳥栖)
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第1クールで鳥栖は京都・甲府・山形相手に3敗を喫した。京都戦では逆転負け、山形には完敗だった。真っ向勝負を挑んだ結果、力負けした感があった。しかし、第2クールでは、見事に返り討ちを果たした。今節、ホームに迎え撃つのは、3敗の中で唯一真っ向勝負にならなかった甲府である。前対戦では先制するも後半退場者を二人出して、自ら不利な状況に追い込み敗れてしまった。しかもこの試合では、松本監督も退席処分を受ける後味が悪い試合だった。
鳥栖は8節山形戦以降5勝1分けと好調を維持している。その間、10得点1失点と完璧な結果を残している。前節のアウェーの山形戦でも先制し、1点差に詰め寄られると駄目押しとなる3点目を入れると言う理想的な試合運びだった。
スピードあるFW新居・鈴木のツートップが山形DFの裏を狙い積極的に仕掛け、下がったDFラインとMFの間にできるスペースから高林がロングシュートを狙った。右サイドでは宮原は必用に仕掛け、奈良崎は盛んにオーヴァーラップを繰り返した。左サイドも同様に高橋が相手DFをドリブルでこじ開け、高地がロングフィードで裏を襲った。その結果、山形は組織だった守備を崩され流れをつかめぬまま敗れてしまった。鳥栖のボールへの執念が昇格を狙う山形を上回っていた。
対する甲府は、前節徳島相手に5-0と大勝している。特に第8節以降、FWをバレーと長谷川に固定して攻撃が好調になっている。小柄な長谷川が囮の動きを見せれば2列目から藤田が飛び込んでくる。相手のDFが慣れてきたところで長身のバレーをワントップにして中盤を厚くしてパワープレーを挑んでくる。この形でバレーのハットトリックを含む5得点の大勝が生まれた。徳島の田中監督に『完敗です』と言わしめた攻撃力は、J2でもトップクラスであろう。
攻撃が好調同士の戦いではあるが、守備には大きな違いが見える。お互いにポイントとなった9節以降6試合を比べてみると鳥栖の1失点(0.17失点/試合)に対し甲府は5失点(0.83失点/試合)喫している。言い換えると失点をせず少ない得点でも確実に勝利に結びつける鳥栖に対して、取られても取り返す甲府の様相が見えてくる。
積極的に高い位置からボールを奪いに来る鳥栖に対して、奪われる前にいかに早く前線にボールを渡したい甲府の戦いと言える。鳥栖のボールへの執念が勝るのか、甲府自慢の力でねじ伏せるのか・・・2位と4位、勝ち点差3の上位対決が鳥栖スタジアムで繰り広げられる。
もう一つ注目したいのが、鳥栖の『初物伝説』である。Jリーグ初得点・初スタメン・移籍後初ゴールなど『初』ものが付くと鳥栖は勝利している。今節も某選手が今季初スタメンを飾りそうである。また、別の選手は初ポジションでピッチに立ちそうである。スタジアムに足を運んだサポータたちは、ぜひ鳥栖の初物を自分たちの目で見つけてもらいたい。
『ゲン』と『実力』で前対戦の借りを鳥栖は見事に返せるのか・・・興味ある一戦である。
以上
2005.06.02 Reported by サカクラ ゲン
J’s GOALニュース
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