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今回がはじめての試みとなった、子どもも大人も参加するサッカークリニック「第一製薬共催 Jリーグ選手協会ファミリーサッカークリニック」が、6月5日、気持ちの良い晴れ間の中、埼玉スタジアム2002 第3グラウンドで開催された。
今回は埼玉での開催ということから、埼玉県内のJリーグチームである浦和レッズの鈴木啓太選手・田中達也選手・堀之内聖選手、そして大宮アルディージャから藤本主税選手・西村卓朗選手・ディビッドソン 純マーカス選手の6人の現役選手が、そしてOB選手として宮澤ミシェルさん・福永泰さんが参加し、コーチを務めた。
今回のクリニックに参加したのは、一般公募で選ばれた関東地区内に住む小学4〜6年生の子どもたち100人と、その保護者100人。午後1時半から始まった開会式では、参加するJリーガーやOB選手たちがJリーグ選手協会のマークが入ったブルーのお揃いのユニフォームに身を包んで登場。目の前に現れたあこがれの選手らを見つめる子どもたちの目はきらきらしていた。
Jリーグ選手協会・副会長の鈴木啓太選手からの「最高のピッチ、最高の天気に恵まれて、全てが整いました。今日はここで一つでも多くのことを吸収して帰ってください」という挨拶とともにクリニックがスタート。子どもたちは早速4つのグループに分かれ、コーチ陣と一緒に、ヘディング・ボールキープ・ボレー・ドリブルシュートの練習を行った。情熱を持って教えてくれるコーチ陣に後押しされるかのように、子どもたちの眼差しもどんどん真剣になり、その表情も見る見るうちに輝いていった。
今回は、いつもピッチの外でカメラを片手に真剣に我が子の姿を追うお父さん・お母さんの様子がちょっと違っていた。
保護者は開会式が終わるとピッチを後にし、埼玉スタジアム2002内のボールルームへ。そこでは、日本代表のチームドクターでもある白石稔先生を講師に迎え、「成長期の子供とスポーツの関わり」をテーマに「健康クリニック」が行われた。
ケガの救急処置法としてはRICE(Rest=休める、I=Ice 冷やす、C=Compress 圧迫する、E=Elevation 挙上する)が大原則であるという話や、最近日本代表入りを果たしている大黒選手の体調管理への意識の高さが彼の今の活躍を支えていることなどのエピソードが披露されると、参加した保護者の方々もメモを取るなど、なかなか聴くことの出来ない「現場のプロの声」に熱心に耳を傾けていた。
健康クリニックが終わった頃、ピッチではミニゲームがスタート。ふたたびピッチサイドに戻ってきた保護者の方々の熱い視線の前で、子どもたちはこの日教えてもらったことを一生懸命に実践しようとしていた姿がとても印象的だった。あこがれの選手を目の前に、そしてその選手たちからサッカーの楽しさを改めて教えてもらった子どもたちは「僕、田中達也選手みたいになりたい!」「藤本主税選手みたいにかっこいい選手になる!」など、口々に将来の目標を話してくれた。およそ2時間の講習とミニゲームの中で選手たちから掛けてもらった言葉を大事そうにこの日の思い出とともに胸に刻みながら、名残惜しそうにピッチを後にしていった。
指導にあたった現役Jリーガーたちも、「僕たち自身も小さい頃、カズさん(三浦知良選手/神戸)だったり、今のJリーグでやっている選手たちから勇気や力をもらった。今日はそういったことを思い出すことが出来てよかった(鈴木啓太選手)」、「サッカーの楽しさを分かってもらえてうれしい。タナカタツヤという選手はもぅ既に居るので、自分らしさを出した選手になってほしい(田中達也選手)」、「こちらが真剣に情熱を持って子どもたちに接していたのが伝わって、それがちゃんと跳ね返ってくるんだなぁという発見があった(西村卓朗選手)」と話した。また、チームの垣根を越えたサッカークリニックだったことについても「同じ県内の選手同士、こういう活動が地域社会への貢献にも繋がれば…(鈴木啓太選手)」、「とても良い機会だった。他のチームともこういうことが出来れば…(西村卓朗選手)」、「勝負をするピッチ上では熱い戦いをする選手同士だが、それが終われば、子どもたちに同じ夢を与えているプロ選手。チームの壁を越えてやっていくのはとても良いこと(宮澤ミシェルさん)」と振り返り、2時間という短い時間であったにも関わらず、子どもや保護者たちだけでなく、現役プロ選手・OB選手にとっても、とても充実した時間であった様子がうかがえた。
この日参加した子どもたちの中から、一人でも多くの素晴らしいJリーガーが誕生し、そしてコーチとして参加した現役選手と同じピッチでまた顔を合わせる日が来ることを期待したい。
以上
2005.06.06 Reported by 浅野有香
J’s GOALニュース
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